ダンスの時間 (2015):映画短評
ダンスの時間 (2015)殺伐とした社会を緩和するヒントがここに⁉︎
ネットに溢れる他者への罵詈雑言。
命を軽んじる事件の多発。
私たちの社会に欠けているのか?
そんな事を考えていた矢先に見た本作。
ダンサー村田香織さんが行なっているワークショップは踊りの上達を競うのではなく、
他者とのコミュニケーションを円滑にする為のもの。
誰かと手を取り合い、他人の息づかいと温もりを感じながらダンスする。
ただ、それだけ。
でも、ネットの登場で”それだけ”の事を怠っている我々がいる事に気付かされるだろう。
そう考えると地域の盆踊りも、
キャンプの定番「マイム・マイム」も意味ある事だったのだと改めて思ったりして。
見落としがちな日常を振り返るきっかけを与えてくれる88分。
この短評にはネタバレを含んでいます