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『レザボア・ドッグス』30年ぶり劇場再公開!デジタルリマスター版上映決定

デジタルリマスター版の公開が決定! 『レザボア・ドッグス』
デジタルリマスター版の公開が決定! 『レザボア・ドッグス』 - (C) 1991 Dog Eat Dog Productions, Inc. All Rights Reserved.

 1993年に日本公開された、クエンティン・タランティーノの長編監督デビュー作『レザボア・ドッグス』が、デジタルリマスター版として約30年ぶりに正式公開されることが発表された。2024年1月5日から新宿ピカデリーほかで全国公開される。

『レザボア・ドッグス』デジタルリマスター版特報

 『レザボア・ドッグス』は、宝石強盗のために集められた男たちが、計画の失敗をきっかけに、予期せぬ事態へと巻き込まれていくバイオレンスムービー。お互いの素性を知らず、それぞれをコードネームで呼び合う6人の犯罪者たち。完璧なはずだった彼らの計画は、警察の待ち伏せによって失敗する。生き残った者は必死の逃亡の末にアジトに辿り着くが、裏切り者の存在を確信する彼らは疑心暗鬼に駆られ、やがて血で血を洗う惨劇へと突き進む。

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 脚本・監督・出演を務めたタランティーノは制作当時28歳。『パルプ・フィクション』(1994)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)など、今でこそ数々の話題作で賞レースを牽引する存在だが、当時はほぼ無名だった。しかし、本作の脚本に感銘を受けた、のちの盟友ローレンス・ベンダーと『断絶』(1971)などの巨匠モンテ・ヘルマンが製作に名乗りを挙げ、主演のハーヴェイ・カイテルは、資金面やキャスティング面でも映画をサポート。ティム・ロスマイケル・マドセンスティーヴ・ブシェミら強烈な個性派俳優たちが出演を快諾した。

 数々の名作映画からの影響、時間軸が交差する巧みな構成、観客を魅了するストーリーと無縁の会話劇、スタイリッシュなサウンドトラック、鮮烈なバイオレンスなど、“タランティーノ映画”と謳われる要素を網羅した本作は、映画祭を席巻。1992年にサンダンス映画祭で初上映され話題を呼ぶと、絶賛の声は世界中に広まり、各国の映画祭を騒がせた。

 デジタルリマスター版の公開決定に合わせて、本作の代名詞ともいえるオープニングシーンを収めた特報映像も公開。映像と共に流れるジョージ・ベイカーの「リトル・グリーン・バッグ」は、本作を知らなくとも一度は耳にしたことがあるはずだ。(編集部・入倉功一)

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