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『すずめの戸締まり』新海誠監督、神木隆之介の代理で芹澤役 原菜乃華&松村北斗と終映日に生アフレコ

生アフレコに挑戦中の原菜乃華、松村北斗、新海誠監督
生アフレコに挑戦中の原菜乃華、松村北斗、新海誠監督

 映画『すずめの戸締まり』の終映舞台あいさつが27日、TOHOシネマズ日比谷で行われ、新海誠監督、原菜乃華松村北斗SixTONES)が出席した。公開から198日という超ロングラン上映の終了にあたり、登壇者は新海監督が描き下ろしたストーリーでの生アフレコに挑戦。新海監督は、「数年後また皆さんにお会いして『ただいま、お帰りなさい』と言えれば」と次回作への思いを語った。

【画像】『すずめの戸締まり』終映、原&松村&新海監督が最後のあいさつ!

 新海監督にとって『天気の子』以来3年ぶりの新作である『すずめの戸締まり』は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする「閉じ師」の青年・宗像草太(松村)と出会った少女すずめ(原)の解放と成長を描く冒険物語。国内動員数は1,110万人、興行収入は147.3億円を突破しており、199の国と地域での動員数は3,543万人、海外興収は283億9,600万円と世界各国でも大きな反響を呼んだ。

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 本作を引っ提げ世界各国を回った新海監督は、「すずめの緑色の衣装のコスプレをした方や、北斗くんが演じたイスを手作りで持ってきてくれているお客さんもいました」と数字以上に大きな反響だったことを明かす。原も「映画公開後に行った(別作品の)オーディションで、部屋のドアを開けた瞬間『すずめだ』と声をかけられることがありました。その時はテンパってしまって、何も言えなかったのですが、終わってから『お返しします!』と言えば良かったと後悔しました」と業界内でも話題になっていたというエピソードを披露した。

 最終上映を迎えた劇場では、10回以上作品を観たファンも多数来場した。新海監督、原、松村共に「本当にありがとうございます」と感謝を述べると、そんなファンのために、新海監督がこの日のために書き下ろした、すずめ、草太、(神木隆之介が声を担当した)芹澤のやりとりを生アフレコで披露することに。

 新海監督は「本当は神木くんに来てほしかったのですが、いま朝ドラで忙しいと思うので」と語ると、「芹澤は僕がやらせていただきますね」と代理でアフレコにチャレンジ。劇中ではしっかりした会話がなかったという草太と芹澤のやり取り、さらにすずめの迫真の演技に会場は魅了され、大きな拍手が送られた。

 松村は「久々にすずめに会いました。すばらしい本人による2次創作ですね」と語ると、新海監督も大きくうなずく。最後に新海監督は「半年以上の長い間、作品を愛していただきありがとうございます。全世界で4,000万人の方が観てくださった。この数は中ぐらいの国の人口ぐらい。映画には力があります。数年後また再会できて『ただいま、お帰りなさい』と言えれば幸せです」と次回作への思いを語っていた。(磯部正和)

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