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鈴木京香、20年ぶりフジ連ドラ主演!平凡な主婦が大女優になりすまし二重生活

鈴木京香
鈴木京香

 7月期に放送されるフジテレビの木曜劇場が「この素晴らしき世界」に決定し、主演を鈴木京香が務めることが明らかになった。鈴木にとってフジテレビ連続ドラマとしては「熱烈的中華飯店」(2003)以来、およそ20年ぶりの主演作となる。

 完全オリジナルドラマとなる「この素晴らしき世界」。普段はスーパーマーケットでパートをしており、家では夫と冷め切った関係の主婦・浜岡妙子(鈴木)が、ある日を境に大女優・若菜絹代としてなりすまし生活を送る姿がコミカルに描かれる。ストーリー前半は平凡な主婦が女優の替え玉を演じるドタバタ劇を描くコメディー、後半部分では芸能界や一般社会の不正や矛盾に立ち向かっていく社会派ドラマの様相を強めていく。

 共演には木村佳乃沢村一樹マキタスポーツが決定。木村が若菜が所属するプロダクションの社長・比嘉莉湖、沢村が若菜の夫でどこかチャラついた雰囲気を醸し出す水田夏雄、マキタスポーツが印刷会社に勤める妙子の夫・浜岡陽一をそれぞれ演じる。

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 主題歌は小田和正の「what's your message?」に決定。本作のための書き下ろし楽曲で、フジテレビ作品での主題歌は「それでも、生きてゆく」(2011)以来、およそ12年ぶりとなる。(編集部・大内啓輔)

コメント

・鈴木京香
──フジテレビ連続ドラマ主演は約20年ぶりです。今作の出演が決まった際の心境をお聞かせください。
もう20年もたつのですね。時が過ぎてゆく早さに驚いています。おかげさまでこれまでもすてきなドラマにたくさん参加させていただきました。連続ドラマの現場でどれほどのいい時間を過ごさせていただいてきたのかと、改めて感謝の気持ちが湧いてきます。今作は20年前といわず、35年前くらいの気持ちに戻って“この素晴らしきドラマ”を楽しみたいと思っています。

──今作は二人一役、二重生活がキーワードとなりますが、意気込みをお聞かせください
一人二役を演じるのは初めてです。外見的な違いを工夫することも楽しいですし、それぞれの女性の生きてきた人生の違い、考え方の違い、愛情の持ち方の違いを、表情や仕草だけでも再現できたら。そして最終話ではそれぞれが違う世界を知り、ほんの少し成長できたらいいですね。

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──完全オリジナル作品となりますが、台本を読んでみての感想を教えてください
懐かしいようで新しいドラマになると思いました。ヒューマンドラマでありサスペンスドラマであり、業界ドラマでもあり…どうぞご期待ください。

──撮影で楽しみなことはありますか?
佳乃さんとは今回で二度目の共演になります。前回とはお互い全く違うキャラクターですから、ご一緒するのがとても楽しみですし、いつも現場を盛り上げてくださる沢村さん、マキタスポーツさんと、みんなでいたわり合いながら(笑)、夏の暑さに負けず撮影を進めていきたいと思います。

・木村佳乃
今まで、仕事上、いろいろなタイプの女性社長に接する機会がございました。今回は、今までの経験を生かし、女性が芸能事務所の社長をやる上での困難、またやりがいなどをしっかりと表現するのが私の役割と思っております。また、以前もご一緒させていただいたことがございますが、今回は鈴木京香さんと2人のシーンがたくさんあり尊敬する先輩なので、とっても楽しみにしております!ストーリーはまさに、芸能界の裏側が描かれており、大変興味深く読みました。そしてなんと、初のバーバ役でとってもうれしいです!

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・沢村一樹
あれ? 木曜よる10時枠の出演っていつ以来だっけ……? と思い、調べたら鈴木京香さんとの初共演「彼女たちの結婚」、「白い巨塔」以来20年ぶりでした。京香さん、木村佳乃さんとは何度か結婚した仲なので、チームワークのいい作品をお届けできるのでは。また、初共演のマキタスポーツさんの味のあるお芝居を間近で見られるのも楽しみです!
出来上がった台本は、あっという間に読み終えてしまいました。コメディーでもあり、サスペンスでもあるので平野(眞)監督の演出が楽しみです。ネタバレにならない範囲でお答えすると……私の役は、かなり怪しいです。

・マキタスポーツ
俳優を本格的に始めて10年以上になりますが、フジテレビで初のレギュラードラマが決まり、非常に光栄でした。また完全オリジナル脚本というのも楽しみです。皆さんとじっくり共演したことはないので、どのシーンも楽しみにしています。特に鈴木京香さんとは夫婦役ということで一緒のシーンが多いので、どういった夫婦になるのか楽しみにしています。普通の主婦が現実ではあり得ないことに巻き込まれていくコメディードラマですが、そのコメディーの中にあるリアリティーをどう伝えるかが面白いし、大切だなと思っています。私の役は典型的なダメな夫であり、父親だと思います。でも、そうした人間が一つ屋根の下にいた妻が秘密を抱えて変化していく姿に気付いて狼狽(うろた)えたり、どういう反応をするのかは楽しみにしていただきたいと思います。

・小田和正
ドラマの主題歌を書くことになった。“コメディー”だと言う。楽しい曲がいいと言うことだろうか。
しかし、気をつけなければいけない。コメディーにこそ強いメッセージが隠されている。台本を眺めつつ書いた。「what’s your message?」と言う曲になった。

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