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33歳になったダニエル・ラドクリフの現在

いつのまにやら、33歳になりました。
いつのまにやら、33歳になりました。 - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズがNetflixで12月31日から一挙配信されるが、『ハリー・ポッター』シリーズで主人公のハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフは、最近何をしているのか。33歳になった現在の活動に迫る。

【画像】ダニエル・ラドクリフの成長ぶり

 子役時代に活躍しても大人になるとうまくいかない俳優も少なくない中、『ハリー・ポッター』の3人組が現在も活躍中なのは、ファンにとってはうれしい限り。ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは『美女と野獣』(2017)、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)など目覚ましい活躍をみせている。ロン役のルパート・グリントは、テレビシリーズ「サーヴァント ターナー家の子守り」(2019)に出演したほか、M・ナイト・シャマラン監督の新作映画『ノック 終末の訪問者』(4月7日公開)が待機中だ。

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 ダニエルの出演作を見ると、『ハリー・ポッター』以降、意識的にハリー・ポッターとはかけ離れたイメージの役柄を選んできた様子。その傾向は、近年、ますます強まっている。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(2016)では世界を混乱させようとするIT企業経営者という悪役。『スイス・アーミー・マン』(2016)ではなんとポール・ダノ演じる主人公の相棒になる“死体”の役。『ガンズ・アキンボ』(2019)では、強制的に殺人ゲームに参加させられる気弱なプログラマー役。『ザ・ロストシティ』(2022)でもサンドラ・ブロックふんする作家を誘拐する億万長者役を楽しそうに演じている。

 そして、最新作はさらにユニーク。1980年に、マイケル・ジャクソンのヒット曲「今夜はビート・イット」のパロディーソング「今夜もイート・イット」を大ヒットさせたパロディー・ミュージシャン、アル・ヤンコビックの伝記映画『ウィヤード:ザ・アル・ヤンコビック・ストーリー(原題) / Weird:The Al Yankovic Story』だ。本作に主演するダニエルは、カーリーヘアに口ヒゲ、メガネというヤンコビックそっくりの姿を披露する。12月に発表された第28回放送映画批評家協会賞テレビ映画部門のノミネートで、本作が作品賞にノミネート、ダニエルが主演男優賞にノミネートされている。

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恋人のエリンと。 Arturo Holmes / WireImage / Getty Images

 ダニエルは私生活も順調。『キル・ユア・ダーリン』(2013)での共演をきっかけに交際を始めた、5歳年上の女優エリン・ダークとの関係には、この頃前向きな変化があった様子。これまで2人が公の場に一緒に出ることはほとんどなく、2014年のトニー賞授賞式で一緒にレッドカーペットに登場しただけだったが、本年3月に開催された『ザ・ロストシティ』のプレミアに一緒に登場。これは交際が前向きに発展しているのではないかと話題を集めた。

 この変化には、ロン役ルパートの近況も関係しているかもしれない。ルパートとパートナーの女優ジョージア・グルームの間に2020年5月に第1子ウェンズデーちゃんが誕生。ダニエルはこれについて、お祝いのメッセージを送ったと発言。そして『ハリー・ポッター』共演者がもう家族を持つ年齢になったことは、奇妙なことだが事実だし、クールなことだと語っていた。

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 そんな公私ともに順調なダニエルには、マーベル映画関連の噂が流れたこともある。2020年2月には、マーベルのテレビシリーズ「ムーンナイト」を演じるとの噂が流れたが、ダニエル自身がこれを否定。2022年10月には、新たなウルヴァリンを演じるという噂が浮上したが、これについても本人が否定。ABCトーク番組で、コミックのウルヴァリンは背が低いので、背の低い俳優だからという理由で自分が噂になるのではないかとジョークっぽく発言した。

 最近は、今後の『ハリー・ポッター』シリーズへの出演についても発言。ハリーが子供を持つ父親となって登場する舞台版「ハリー・ポッターと呪いの子」の映画化が噂になっているが、ダニエルは本年5月の New York Times のインタビューで今は興味がないとキッパリ。さらに『スター・ウォーズ』の旧三部作のキャストたちが同じ役を演じるまでに30年、40年の年月が経ったが、『ハリー・ポッター』はまだ10年だとも語っていた。

 『ハリー・ポッター』以降、悪者や死体などにふんしたダニエルの作品選びのセンスはかなりのもの。彼がこれからどんな出演作を選ぶのか注目だ。(文・平沢薫)

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