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『ハウス・オブ・グッチ』ジャレッド・レトー、アル・パチーノとの前日譚映画に意欲

『ハウス・オブ・グッチ』でのジャレッド・レトー(左)とアル・パチーノ(右)
『ハウス・オブ・グッチ』でのジャレッド・レトー(左)とアル・パチーノ(右) - MGM / United Artists Releasing / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『ハウス・オブ・グッチ』(公開中)のジャレッド・レトーが、同作で共演したアル・パチーノとの前日譚映画を望んでいると、SiriusXMの番組「The Jess Cagle Show」で明かした。

【画像】特殊メイクをしてない時のジャレッド・レトー

 リドリー・スコット監督がメガホンを取った本作は、世界的ファッションブランド「グッチ」を生み出した一族の確執と、創業者の孫で3代目社長マウリツィオ・グッチの暗殺事件を描いたサスペンス。ジャレッドは、6時間かかる特殊メイクを施し、パチーノふんするアルド・グッチの息子パオロ・グッチを演じた。

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 番組内でパチーノとの共演を振り返ったジャレッドは、「彼はとても寛容で優しく、心の支えになる方です」とコメント。「撮影初日、彼は(特殊メイクをした)私のことに気づかなくて、『こんにちは』と挨拶しても軽くあしらわれました。多分彼は、私のことをサインを求めてきたイタリア人の変質者だと思い込んでいたでしょう」と特殊メイクで激変したジャレッドは、パチーノになかなか気づいてもらえなかったそうだ。

 スタッフからの耳打ちでようやくジャレッドのことを認識したパチーノは、「我が息子よ、我が息子よ」と床に転げ落ちて驚いたという。偉大な先輩であるパチーノと過ごした時間は「美しい贈り物」だと表現したジャレッドは、「彼と『ハウス・オブ・グッチ』の前日譚をやってみたいです」と再タッグに乗り気で、「題名を付けるなら『Just the Two of Us』でしょうか」とタイトル案まで明かしている。

 特殊メイクでパオロを演じたジャレッドは、来月27日に発表される第28回全米映画俳優組合賞(SAG賞)の助演男優賞にノミネート。『ハウス・オブ・グッチ』は助演男優賞のほか、レディー・ガガが主演女優賞、最優秀作品賞にあたるキャスト賞で候補入りしている。(編集部・倉本拓弥)

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