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米司法省、アカデミー賞の“Netflix締め出し案”を警告

果たしてどうなる?
果たしてどうなる? - Andrew H. Walker / Getty Images

 アメリカ合衆国司法省が、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーに対し、Netflixを締め出すようなルール変更をすれば独占禁止法に違反する可能性があると警告する文章を送っていたことが明らかになった。

【画像】アカデミー賞最多10部門にノミネートされ、3部門で受賞を果たしたNetflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』

 司法省が動いたのは、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督がアカデミー賞からNetflixを締め出すべく、4月に開催される理事会で現在のノミネート資格の変更を提案する予定だとIndieWireなどが報じた後。スピルバーグ監督は劇場上映を前提としない映画(=映画賞の選考対象になるために1週間程度だけ劇場公開し、すぐにストリーミング配信される映画)は、アカデミー賞に相応しくないという立場を取っている。

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 今回、司法省からアカデミーへの警告文を入手したVarietyに対し、アカデミーの広報は文章を受け取ったのは事実だと認めた。同文章には「もしアカデミーがあるタイプの映画、例えば、オンラインストリーミングで配信される映画をノミネーション資格から除外する新たなルールを採用するのであれば、それは除外された映画の売り上げを減らすことになり、それゆえシャーマン法(※独占禁止法の中心的な法律の一つ)第1条を破ることになりかねない」などと記されている。

 アカデミー賞のルール変更に関する理事会は、現地時間4月23日に開催される。(編集部・市川遥)

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