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稲垣吾郎、酔っ払い演技に苦戦『半世界』撮影振り返る

映画『半世界』の主演を務めた稲垣吾郎
映画『半世界』の主演を務めた稲垣吾郎

 稲垣吾郎が24日、主演映画『半世界』の舞台あいさつに共演者の渋川清彦とともに来場し、撮影を振り返った。

稲垣吾郎、ファンと至近距離で触れ合い!【写真】

 とある地方都市を舞台に、39歳という人生の折り返し地点を迎えた中学の同級生の男たち3人の友情物語を軸にしながら、家族や友人との絆、葛藤、そして新たな希望を描き出す本作。阪本順治監督による書き下ろしオリジナル脚本となる。この日は、同作の公開を記念して、出演者ができるだけ至近距離で観客と触れあうという趣旨のもと、老舗の劇場である池袋シネマ・ロサで舞台あいさつが行われることとなった。

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 大勢の観客で埋まった会場にやってきた稲垣は、観客との距離の近さに驚きを隠せない様子で「マイクも必要ないんじゃないですかね」と笑ってみせると「タイムスリップしたような素敵な映画館で、味がありますね。落ちつきます」としみじみ。渋川も「これだけ間近で稲垣さんを観られることもないと思うので、楽しんでください」と呼びかけた。

 距離感の近い会場ということもあり、2人はリラックスムード。そんななか稲垣は「昔のドラマを思い出しました」と切り出して、1992年に主演した月9ドラマ「二十歳の約束」について裏話を告白。同ドラマでは、稲垣演じる主人公が最後に海で亡くなるというラストシーンについて「実はクローズアップのときに、目が動いていたんですよ」と明かす。

 当時の確認用モニターが小さかったこともあって「撮影のときは誰も気づかなかったみたいだったんですけど、編集のときに大問題となったみたいで」という稲垣。「でも撮影してしまった後だったので、もうオンエアするしかないということでそのままにしたんですが、案外気づかれなかった。みなさんも気づかなかったでしょ」と語り、会場の熱心なファンも興味津々な様子で聞いていた。

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 さらに『半世界』についても話が及ぶ。稲垣は「(劇中にもあった)酔っ払うシーンって難しいですよね。渋川さんはどうやっているんですか?」と質問すると、渋川は「大先輩の石橋蓮司さんをみると堂に入っていますよね。ああいうものをどこかで真似しているところがありますね」と返答。その言葉に稲垣も「顔を赤くして、というステレオタイプの酔っ払いの芝居があると思うんですけど、実際に酔っ払っている人を見ると、やっぱりそうなんだと思いますよね。僕は酔っ払ってもそうならないんで、参考になります」と付け加えた。

 渋川をはじめ、長谷川博己池脇千鶴といった役者陣との共演を「映画で観ていた人たちだったので、撮影は本当に楽しかった」と語る稲垣。「みなさんとは今までなかなかお会いする機会がなかったので、また共演させていただけたらと思います」と今後の共演に期待を寄せた。(取材・文:壬生智裕)

映画『半世界』は公開中

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