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カンバーバッチの悲しいクリスマスの思い出

みじめなものだった  - ベネディクト・カンバーバッチ
みじめなものだった - ベネディクト・カンバーバッチ - Christopher Polk / NBC / NBCU Photo Bank via Getty Images

 映画『グリンチ』で声優を務めたベネディクト・カンバーバッチがインタビューに応じ、悲しいクリスマスの思い出について語った。

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 カンバーバッチが声を務めたグリンチは、クリスマスが大嫌いなひねくれ者。村のみんなが大好きなクリスマスを盗むという暴挙に出るが、彼が意地悪になった原因には、ある悲しいクリスマスの思い出があって……。

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 カンバーバッチは自身の“悲しいクリスマスの思い出”について聞かれると、「ある年、食あたりでとても具合が悪くなったことがあった。ちょうどクリスマスイブに食中毒になってしまったんだが、みじめなものだった」と告白。「食べ物をたくさん食べる時期だが、その中にスモークサーモンのような生のものがあって、大変なことになることがある(笑)。それが僕にとって最悪のクリスマスだったね。自分は寝床にいるのに、自分以外の人たち誰もが、僕が最もやりたくないこと、つまり食べること、飲むことばかりしているという状況さ」。

 ただ「でも42回のうちたった1回だけがそうだったというのは、それほど悪くはないだろう?」と人生のほとんどがハッピーなクリスマスだったというカンバーバッチ。しかし、日常でグリンチみたいな意地悪な気分になってしまうことはあるといい、「誰かが僕と家族の写真を撮ったりしたら、グリンチみたいになる。プライバシーは侵害されたくないからね。あと、これはいけないことなんだけど、車の運転をしている時にもそうなるよ(笑)。車に乗り込んだ瞬間に自分が正しく、それ以外の人たちはみんな間違っていると思い込んでしまう。車を運転するというのは非常に危険なことだね」と笑った。

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 また、カンバーバッチは本作に込められているのは、「人を見限ってはいけない」という大切なメッセージだと語る。「グリンチを取り巻く村の人々が素晴らしいのはそこなんだよ。彼らは決してグリンチに愛想をつかすということはしない。彼のためにいつでもドアを開けたままにし、彼の居場所を用意してあげている。意地悪をされてもなお、寛大で心優しく接している。この世界の良いところを引き出すには、人に対して扉を開けたままにして、優しく接し、相手を信じるしかないと彼らが理解しているからなのかもしれない。それこそが正にクリスマスの精神なんだろうね」と熱弁を振るった。(編集部・市川遥)

映画『グリンチ』は公開中

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