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遠藤憲一、49歳差の子役・白鳥玉季の演技に救われた

子役の白鳥玉季と仲の良さを見せた遠藤憲一
子役の白鳥玉季と仲の良さを見せた遠藤憲一

 俳優の遠藤憲一と子役の白鳥玉季が16日、都内で行われた映画『アウト&アウト』(公開中)の初日舞台挨拶に出席。現在8歳の白鳥が「撮影中はああだった、こうだったなっていろいろ思い出して、私、お母さんのような気持ちになっていて」とあいさつすると、57歳の遠藤は「(自分と)40歳以上離れているけれど、玉季ちゃんの名演技に支えてもらった」と満面の笑顔で客席に語りかけた。この日は、遠藤と白鳥の他、共演の岩井拳士朗竹中直人要潤きうちかずひろ監督も出席した。

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 漫画「BE-BOP-HIGHSCHOOL」で一世を風靡(ふうび)した漫画家、映画監督のきうちが、自身が執筆した小説を映画化した本作。元ヤクザの私立探偵・矢能(遠藤)と、ワケありで預かることになった小学2年生の少女・栞(白鳥)が、仕組まれた殺人事件に巻き込まれていく姿を描く。

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 NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の青葉ちゃん役をはじめ、映画やドラマで活躍する白鳥は、「エンケンさん(遠藤)とは一緒のシーンが多いから、友達みたいな関係になれたねー」と物怖じしない様子で続けると、遠藤は「(二人は)同級生だもんね。玉季ちゃんは、普段、あんまり女を振りまくのが好きじゃないんだよね。俺にはそういうの必要ないからラクだったでしょ」とバディー感満点のやりとりで会場を和ませる。

 一方、若き殺し屋・池上数馬を演じた岩井は「お芝居中の遠藤さんの顔は、見てるだけでチビリそうになるくらい怖かった」と正直に明かすと、遠藤も「真顔になると怖い状態なので、人と接するときは笑顔で話すようにしてるんだけど、どうしてもそういう顔を見られちゃうから、しょうがないんだよね」と苦笑。

 さらに今度は、遠藤が「竹中さんは、いつもふざけた演技ばっかりしてるけど、今回は厳しいきうち監督の下、すごく渋い演技をしてる。グーでした」と続けると、竹中がたまらず「失敬だな。ちょっと待てよ」とクレームをつけ、会場を笑いに包んだ。(取材・文/岸田智)

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