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舘ひろし、モントリオール世界映画祭で最優秀男優賞!「芝居には自信がない…」と謙遜会見

モントリオール世界映画祭で最優秀男優賞に輝いた舘ひろし
モントリオール世界映画祭で最優秀男優賞に輝いた舘ひろし

 現地時間3日、映画『終わった人』に主演した舘ひろしが、カナダで行われた第42回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀男優賞を受賞した。吉報を受けた舘は4日に東映本社にて会見を行い、事務所の先輩である渡哲也や故・石原裕次郎さんへの感謝の気持ちを述べた。

映画『終わった人』特報映像

 会見場に入ってくるなり舘は「信じられない」と驚きの表情で、「芝居には全く自信がないので、賞をいただけたのは、中田秀夫監督の演出や、内館牧子さんの原作、黒木瞳さんら他の俳優さんたちのおかげ」と感謝する。

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 舘といえばハードボイルドな役柄がハマり役だったが、本作では大手銀行の出世コースから外れてしまい、子会社で定年を迎え、世間から“終わった人”と揶揄されている男性を演じた。作品は「面白いものに仕上がった」と自信を持っていたが、まさか海外で評価されるとは正直思っていなかったといい、「モントリオール大好きです」とおどけてみせた。

 常々、渡からは「芝居をうまくなるな」と言われていたという舘。その解釈について「小芝居をするなというか、先代の石原裕次郎さんもそうですが、人生を丸ごと演じるような俳優になれという意味だと思うんです」と語ると、そんな教えを授けてくれた渡から「おめでとう」という電話をもらったことが「とてもうれしかった」と破顔した。

 本賞に日本人俳優が輝くのは、1999年に『鉄道員(ぽっぽや)』で高倉健さんが受賞して以来、19年ぶりの快挙となる。舘は「ダメなんだって、高倉さんは大スター。わたしなんかと一緒にしないでいただかないと……」と苦笑いを浮かべたが、「同じ賞をいただけたことは光栄です」と語った。

 終始「賞をいただくなんて申し訳ない」と謙遜していたが、会見終了時には「少しずつ実感が湧いてきた」と笑顔を見せた舘。続けて「こうしてここに立てているのは、渡がずっと支えてくれたから。渡に対する感謝と、あとはやっぱり石原さんが映画で賞をとったことを知ったら喜んでくれるだろうなと思いました」としみじみと語っていた。(磯部正和)

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中田秀夫監督コメント
「舘さん、モントリオール世界映画祭での、最優秀男優賞の受賞たいへんおめでとうございます。名作映画をたくさんご覧になっている舘さんと、クランクイン前に『アバウト・シュミット』の(ジャック・)ニコルソンのお腹について語ったり、『夫婦善哉』の森繁(久彌)さんの身体のキレなどを楽しく話し、また現場でも、そうした“映画的記憶”を掘り起こしながら、エンタメであり、かつ“リアルな人生”を感じさせる場面、映画をと、懸命に考えくださった、舘さんならではの受賞だと思います。ご一緒できて光栄でした。改めて、すべてのスタッフを代表して、感謝とお祝いを述べさせていただきます」

原作者・内館牧子コメント
「舘さん、いま、仕事部屋で一人で乾盃しています。あのしょぼい定年オヤジ役をよくぞ引き受けて下さいました。誰もが『あの舘ひろしがこんな役を?!』とのけぞったのです。なのにお腹にアンコを入れ、メタボ気味のフツーのオヤジの哀愁をみごとに表現して下さって、原作者として感動しました。それが世界で認められ、誰もが舘ひろしの俳優力を再認識したでしょう。今度はみんなで乾盃を必ずね!」

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