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クリス・パイン&クリス・ヘムズワースが『スター・トレック』から離脱?交渉決裂か

そんな… - クリス・パイン&クリス・ヘムズワース
そんな… - クリス・パイン&クリス・ヘムズワース - Jason Merritt / Jason LaVeris / Getty Images

 映画『スター・トレック』シリーズ第4弾にクリス・パインクリス・ヘムズワースが出演するかどうか怪しくなってきた。両者と米パラマウント・ピクチャーズ&スカイダンス・メディアのギャラ交渉が決裂したと The Hollywood Reporter が報じた。

前作『スター・トレック BEYOND』でのクリス・パイン

 DCやマーベル映画にも出演して今やハリウッドの一流俳優となったパインとヘムズワースは、既存の契約を守るよう求めているものの、スタジオ側は『スター・トレック』シリーズはマーベル映画のように成功しているわけでもなく、製作費を抑えたいと考えているとのこと。内部関係者によると、パインとヘムズワースは第3弾『スター・トレック BEYOND』の興行成績が振るわなかったことから、ギャラカットを強要されていると感じているのだという。

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 第4弾は、主人公カーク船長(パイン)がタイムトラベルによって思いがけず父(ヘムズワース)と会うというのがストーリーの軸になるとされている。パインは2009年のシリーズ第1弾からカーク船長を演じており、彼抜きで第4弾の製作をするというのは現実的ではない。ヘムズワースも短い時間ながら印象的な形で第1弾にすでに登場しており、ギャラの安い俳優を同役に新たにキャスティングすることになれば、ファンの反発は避けられないだろう。

 メインのクルーを演じているザカリー・クイント(スポック役)、ゾーイ・サルダナ(ウフーラ役)、カール・アーバン(ボーンズ役)、サイモン・ペッグ(スコッティ役)、ジョン・チョー(スールー役)の交渉はまもなくまとまりそうだという。パラマウント&スカイダンスは今でも第4弾の製作を優先して進めたいと考えており、企画を棚上げにはしないという。となれば、俳優かスタジオか、どちらかが折れるしかないだろう。

 前作『スター・トレック BEYOND』の製作費は1億9,000万ドル(約209億円・1ドル110円計算)だったが、世界興行収入は3億4,300万ドル(約377億3,000万円)しか上げられなかった。関係者の一人は、パラマウントとスカイダンスにとって同作は赤字だったと語っている。(編集部・市川遥)

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