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美しさに嫉妬し、溺れた女の悲劇!美容整形テーマの衝撃作がゆうばりで上映!

ゆうばりのワールドプレミアに登壇した『ゴーストマスク~傷~』キャスト・スタッフ一同
ゆうばりのワールドプレミアに登壇した『ゴーストマスク~傷~』キャスト・スタッフ一同

 美容整形をテーマとした映画『ゴーストマスク~傷~』のワールドプレミア上映が16日、北海道・夕張市で開催中の第28回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で行われ、曽根剛監督をはじめ、日韓混成の俳優・スタッフが上映後の舞台あいさつに出席、本作について語った。

【写真】ゆうばり映画祭 メロン熊と川栄李奈、癒やし(!?)の2ショット

 映画は韓国と日本を舞台に、行方不明となった姉(崎本実弥)を捜すためにソウルに留学する美優(茜ゆりか)が、ふとしたことから新進気鋭の美容整形外科医であるハナ(イ・ユハ)と知り合う。ユハと親交を深めるうちに、彼女に姉の面影を感じるようになる美優。ハナは恋人のヒョシン(広澤草)と同居しており、美優は距離を置かれてしまう。やがて、それぞれの過去が明らかになっていき、事態は思わぬ展開を迎える。

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『ゴーストマスク~傷~』

 撮影現場では日本語と韓国語が飛び交い、出演者たちは、言葉によるコミュニケーションの違いに少なからず苦労した。ユハが「韓国語でも、言葉の端々のアクセントひとつとっても伝わる意味が変わってきます。通訳を介しても監督の意図が伝わらず、自分で考えて演じた」と苦労を語ると、韓国語を得意とする茜も「韓国語を普段使うのと、芝居のセリフとしてこなすのは、イントネーションや表現など違うことが多かったです。最初は本当に大丈夫かなと心配でしたが、文化の違いを互いに補い合い、ひとつの作品を作っていこうという心意気が、日韓の垣根を越えて心強かったです」と現場の良い雰囲気を振り返った。

 海外でも映画を製作する曽根監督は「日本語と韓国語での表現の違いは確かにありました。ですが、いろんな方からアドバイスをいただき、そういうものだと深く考えなかった」とアメリカや中国など、海外での撮影経験を元にした国際感覚からセリフに対する自身のポリシーを語った。

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 ところで、映画そのもののテーマを語っているのは、美優の姉を演じた崎本実弥。自分の容姿に自信のない、美優とは正反対の役を絶対にとりたかったという。「オーディションの話をいただいたとき、容姿に自信がない女性という設定が、私にリンクする役だと思いました。役をモノにするために自分でコンテを描いて友達に頼んで自撮り映像を送ったところ、最終オーディションに受かって嬉しかったです」と熱い思いが曽根監督に届いたことを感謝していた。

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イ・ユハ、曽根剛監督、茜ゆりか、広澤草

 上映中は、悲しみや恐怖を感じさせるシーンで客席から大爆笑が起こる一幕もあり、登壇した関係者を戸惑わせたという。笑った理由を観客席に問うたところ、「逃げ惑う美優が、自分が助かりたいがために通行人を盾にして逃げ惑う様が滑稽だった」と観客のひとりが答えると、美優役の茜は「よく考えると、美優が一番悪いんですね」と恐縮しきりだった。(取材・文:土田真樹)

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」は3月19日まで開催

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