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オスカー有力!娘を殺された母と警察の対立が思わぬ事態に『スリー・ビルボード』予告

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映画『スリー・ビルボード』ポスタービジュアル
映画『スリー・ビルボード』ポスタービジュアル - (C) 2017 Twentieth Century Fox

 アカデミー賞の前哨戦とされるトロント国際映画祭(第42回)で観客賞を受賞した映画『スリー・ビルボード』の予告編が公開された。本作は、娘を殺した犯人がなかなか逮捕されないことに業を煮やした母親ミルドレット(『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンド)が、米ミズーリ州の片田舎の道路沿いにある巨大な3枚の看板で警察署長への怒りのメッセージを発表したことから巻き起こる珠玉の人間ドラマ。『ヒットマンズ・レクイエム』『セブン・サイコパス』の鬼才マーティン・マクドナー監督は、それを暴力とブラックなユーモアに包んでスリリングに描き出すことに成功している。

映画『スリー・ビルボード』新予告編

 静かな田舎町に突如として現れた「レイプされ殺された」「なぜ? ウィロビー署長」「逮捕はまだ?」という3枚の真っ赤な看板。これを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間のいさかいは、日増しにエスカレートしていき……。

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 先の読めないオリジナル脚本を執筆したマクドナー監督は、第74回ベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。全てをかなぐり捨てて孤高の闘いを決意するミルドレット役のフランシス、人望の厚いウィロビー署長役のウディ・ハレルソン(『ゾンビランド』)、暴力的な巡査役のサム・ロックウェル(『月に囚われた男』)、ミルドレットに看板を売るレッド役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』)らキャストも名演も圧巻だ。

 第75回ゴールデン・グローブ賞では作品賞、女優賞(フランシス)、助演男優賞(サム)、監督賞、脚本賞、音楽賞の6部門ノミネートを果たしている。(編集部・市川遥)

映画『スリー・ビルボード』は2月1日より全国公開

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