ADVERTISEMENT

山下智久『コード・ブルー』キャストは親戚みたい!『劇場版 コード・ブルー』現場レポート

主演の山下智久
主演の山下智久 - (C) 2018「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会

 人気テレビドラマ「コード・ブルー」シリーズ初の映画作品となる『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』の撮影現場が昨年12月、報道陣に公開され、壮絶な海難事故に立ち向かう主人公たちの姿が披露された。10年続くシリーズで主演を務めてきた山下智久は、共に歩んできたキャストたちとの関係を「親戚みたいなもの」と語り、信頼をあらわにしていた。

『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』予告

 救急用のドクターヘリに乗り込むフライトドクターの成長を描く同作。この日撮影されたのは、海ほたるで起こった大規模災害のシーンで、フェリー内の車両甲板は損壊した車がギッシリと止まっている状態。そんななか、車両内に残された重症患者を見つけた藍沢耕作(山下)、白石恵(新垣結衣)らフライトドクターたちが、必死の救助活動を行うという場面だ。

ADVERTISEMENT
画像テキスト
ドクターヘリ - (C) 2018「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会

 ドラマでもお馴染みの緊張感あふれる立ち回りと会話。しかも今回は、狭い車内での撮影ということで、入念なリハーサルが行われ、嫌が応にも現場の空気はピリピリとしたものとなる。

 事故デザイン監修のもと、バスやトラック、乗用車が閉塞感ある撮影現場に何十台も配置されるという映画ならではの大がかりな撮影となったが、山下は「1カット1カット時間をかけて撮影をしていて、時間の進み方がドラマとは違うなと感じています」と撮影の感想を述べると、「海ほたるを撮影で使わせていただくなど、いろいろな人の協力でロケが行えました。ビッグプロジェクトなのだという実感をかみしめながら楽しんでします」と充実感をにじませていた。

 ドラマの第1シーズンから数えて10年という歳月が流れた。その集大成という意気込みで映画に臨んでいると語る山下は、作品に入る前にドラマと劇場版の違いをしっかり考えることが大切だと思い、スタッフやキャストと多くの話し合いを持ったという。山下は「みんないろいろな意見を出し合い、ときにはぶつかることもありました」と真剣に向き合ったことを明かすと「これまで培ってきた時間があったからこそ、しっかりと話し合いができんだと思います」と悔いがない様子だ。

ADVERTISEMENT
画像テキスト
10年共に歩んできたキャスト陣 - (C) 2018「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」製作委員会

 山下は、新垣、戸田恵梨香比嘉愛未浅利陽介というメインキャストの5人の関係性を「親戚みたいなもの」と表現する。「本当に気を使わなくていいし、みんなでテレビを観ながら『あーだこーだ』言っていると、親戚っぽいなとしみじみ感じます。そういう5人の関係性があるからこそ、前作から登場したフェローたち(有岡大貴や成田凌、新木優子、馬場ふみから)も溶け込むのが早かったんだと思います」。

 増本淳プロデューサーも、山下、新垣、戸田、比嘉、浅利の5人だからこそ、ここまでシリーズが続いたと断言する。「台本上では、登場キャラクターのバランスをとることはできますが、実際、本当にバランスが良いかどうかは、演じる俳優さんたちによる。その意味で、この5人は嫌な空気になったことがない。変にベタベタしないし、意地悪な空気にもならない。全員が良い距離感のなか、刺激し合い、尊敬し合う関係性ができているんです」。

ADVERTISEMENT

 そんな5人を中心に作り上げられた「コード・ブルー」は、その魅力と根底にある軸がぶれることなく、劇場版としてスケールアップした。山下は「病院での撮影では、実際に生死をさまよう人々も搬送されてくる。長くこの作品をやってきたものの、どこかで『まねごとなんだ』と落ち込むことがあります」と苦しい胸の内も吐露したが、「でも以前『この作品を観て、息子が医者になりたいと夢を持って猛勉強をしているんです』という手紙をいただいて、自信を持って作品に取り組めるようになったんです」と明かすと共に、劇場版へ並々ならぬ意欲を見せていた。(取材・文:磯部正和)

『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』は7月27日公開

『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』主題歌「HANABI」予告映像【7月27日公開】 » 動画の詳細
  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT