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『キングスマン』続編がV2!ピエロ映画『IT』&トムクル新作に競り勝つ

全米ボックスオフィス考

やったよハリー! - 映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』より
やったよハリー! - 映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』より - (c) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

 先週末(9月29日~10月1日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気スパイアクションの続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』が興収1,693万5,565ドル(約18億6,291万2,150円)で2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

マナーが紳士をつくる!映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』予告編

 公開4週目のピエロ映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は興収1,690万2,442ドル(約18億5,926万8,620円)で2位、トム・クルーズ主演作『バリー・シール/アメリカをはめた男』は興収1,677万6,390ドル(約18億4,540万2,900円)で初登場3位。トップ3が僅差で並ぶという稀に見る接戦を、『キングスマン:ゴールデン・サークル』が制した形だ。

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 『バリー・シール/アメリカをはめた男』は、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でもトムと組んだダグ・リーマン監督作。トムはCIAエージェントにして麻薬の運び屋という実在の人物のぶっ飛んだ半生を演じ、映画は批評家からも観客からも好評だ。

 初登場組では、死後の世界への興味から臨死体験をする医学生たちを描いたホラー『フラットライナーズ』(1990)のリメイク版が興収657万4,326ドル(約7億2,317万5,860円)で5位と苦戦気味。デンマークのニールス・アルデン・オプレヴ監督(『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』)がメガホンを取り、キャストはエレン・ペイジディエゴ・ルナなどで、オリジナル版に出演したキーファー・サザーランドも登場する。クリス・ストークス監督(『ユー・ガット・サーブド』)のサイコスリラー『ティル・デス・ドゥ・アス・パート(原題) / Til Death Do Us Part』は9位デビューだった。

 また、テニスの男女対抗試合を題材にしたエマ・ストーン主演作『バトル・オブ・ザ・セクセス(原題) / Battle of the Sexes』が拡大公開となり、前回の16位から6位へ大幅ランクアップした。

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 今週末は、傑作SF映画の続編『ブレードランナー 2049』、イドリス・エルバケイト・ウィンスレット共演のサバイバルロマンス『ザ・マウンテン・ビトウィーン・アス(原題) / The Mountain Between Us』、テレビアニメ「マイリトルポニー」の劇場版などが公開される。(編集部・市川遥)

9月29日~10月1日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『キングスマン:ゴールデン・サークル』
2(2)『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
3(初)『バリー・シール/アメリカをはめた男』
4(3)『レゴ (R) ニンジャゴー ザ・ムービー
5(初)『フラットライナーズ(原題) / Flatliners』
6(16)『バトル・オブ・ザ・セクセス(原題) / Battle of the Sexes』
7(4)『アメリカン・アサシン(原題) / American Assassin』
8(6)『ホーム・アゲイン(原題) / Home Again』
9(初)『ティル・デス・ドゥ・アス・パート(原題) / Til Death Do Us Part』
10(5)『マザー!

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