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『君の名は。』V12で189億円突破!『もののけ』『ハウル』射程圏内

映画週末興行成績

来週はついに『ファンタビ』初登場! どうなる『君の名は。』
来週はついに『ファンタビ』初登場! どうなる『君の名は。』 - (C) 2016「君の名は。」製作委員会

 土日2日間(11月19~20日)の全国映画動員ランキングを21日に興行通信社が発表し、公開13週目の『君の名は。』が通算12回目のナンバーワンを獲得した。

【写真】スクリーンで観られるのはいつまで?『君の名は。』

 先週末の成績は動員19万1,019人、興行収入2億5,367万5,500円となり、首位に返り咲いてから3週連続の1位となった『君の名は。』。累計動員は1,458万8,086人、累計興収189億7,980万5,000円となっており、歴代興行収入ランキング6位の『もののけ姫』(最終興収193億円)、5位の『ハウルの動く城』(最終興収196億円)超えも間近。5位の座が射程圏内に入ってきた。

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松ケンが20キロ増量で臨んだ『聖の青春』も好スタート!(C) 2016「聖の青春」製作委員会

 「東の羽生、西の村山」と称されながら病のため29歳で亡くなった棋士、村山聖の生涯を描いた大崎善生によるノンフィクションを松山ケンイチ主演で映画化した『聖の青春』が5位に初登場。159スクリーンで動員5万6,194人、興収7,226万300円を記録した。客層は40~50代の男女がメインで、男女比は6対4。都心部では若年層も動員し、満席の回も出るなど、高稼働している。

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今年の観るべき1本になりつつある? 好調な『この世界の片隅に』。(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 アニメ『この世界の片隅に』は先週に続き10位と好調。上映館は初週より5館増えて68館となり、先週末だけで動員3万9,638人、興収5,679万8,980円を記録。前週動員比124%という高推移だ。

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 公開9日間の累計では動員11万7,332人、興収1億6,289万9,760円となった。初週は男女比8対2で、30~40代が中心だったが、2週目には男女比5対5で、ファミリー層や学生の姿も多く見られるように。都市部では外国人客も増えているという。今週末からはさらに公開館数が78館に増加。作品評価も高く、口コミによるさらなる広がりが期待されている。

 今週ベストテン圏外となった『何者』だが、累計動員75万2,451人、累計興収9億9,653万2,600円で興収10億円突破が目前。『シン・ゴジラ』が、邦画実写作品としては久々に興収80億円を突破した。

 今週末はいよいよ強力作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が登場。『君の名は。』の独走を止めるかが注目される。その他、『劇場版 艦これ』『CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第1章』『エヴォリューション』『ジムノペディに乱れる』『疾風ロンド』『俺たち文化系プロレスDDT』『ブルーに生まれついて』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)

【2016年11月19~20日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(1)『君の名は。』:13週目
2(2)『ミュージアム』:2週目
3(3)『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』:2週目
4(4)『デスノート Light up the NEW world』:4週目
5(初)『聖の青春』:1週目
6(5)『インフェルノ』:4週目
7(6)『溺れるナイフ』:3週目
8(7)『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』:4週目
9(初)『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』:1週目
10(10)『この世界の片隅に』:2週目

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