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アラン・リックマンさん遺作、今冬公開…ドローン戦争の闇に迫る

イギリスの名俳優アランさんとヘレンの豪華共演にも注目
イギリスの名俳優アランさんとヘレンの豪華共演にも注目 - (C) eOne Films (EITS) Limited

 今年1月に永眠したアラン・リックマンさんが出演している映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(原題:Eye in the Sky)が今冬より日本公開されることが明らかになった。

 今、世界中で起こっている戦争は、遠く離れた会議室で行われている。ドローンが映し出す戦場の様子は、安全な場所にいる関係者のパソコンへリアルタイムで送られ、それによって作戦の指揮が執られる。本作は、そんな現代の戦争の闇を巧みに描き、何が正義かを突きつける軍事サスペンスだ。

 強烈な正義感をもって任務遂行を推し進める、イギリス軍諜報機関のキャサリン・パウエル大佐を演じるのは、オスカー女優のヘレン・ミレン。共演には、大人気テレビドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズで3度のエミー賞を受賞したアーロン・ポールがアメリカ・ネバダ州の米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブ役、そして『ハリー・ポッター』シリーズなどの名優アランさんが国防相のベンソン中将役として名を連ねている。アランさんの遺作としては、今作が日本で公開される最後の作品。

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 監督は『ツォツイ』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞し、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などを手掛けたギャヴィン・フッド、なんとプロデューサーを『英国王のスピーチ』などのコリン・ファースが務めている。

 ナイロビ上空6,000mを飛ぶドローンを使い、ベンソン中将(アランさん)と協力して、英米合同軍事作戦を遠く離れたロンドンから指揮している指揮官キャサリン(ヘレン)。凶悪なテロリストたちが大規模な自爆テロを実行しようとしていることをつきとめ、米軍基地にいるスティーブ(アーロン)に攻撃の指令を出すが、殺傷圏内に幼い少女がいることが発覚。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト殺害を優先しようとするが……。モラルが問われるラストに注目が高まる。(編集部・石神恵美子)

映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は今冬より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

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