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上戸彩、着物姿でおもてなし!スペイン人男性から求婚される

第61回サンセバスチャン国際映画祭

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ゴルカ・チャパルテギ氏、上戸彩、朝原雄三監督
ゴルカ・チャパルテギ氏、上戸彩、朝原雄三監督

 上戸彩主演の映画『武士の献立』が現地時間25日、第61回サンセバスチャン国際映画祭キュリナリー・シネマ部門(料理映画部門)で上映された。上戸は、加賀を舞台にした作品にちなんで加賀友禅の着物姿で登場し、観客を魅了した。また、この日は朝原雄三監督も出席した。

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 本作は、加賀藩の“包丁侍”こと料理方の家に嫁いだ女性・春の奮闘記。劇中には実在した料理担当武士・舟木伝内と息子が残した献立集を基に再現した豪華料理が多数登場し、まさに料理部門にピッタリの作品となっている。上映後には地元バスクのミシュラン一つ星レストラン「アラメダ」のゴルカ・チャパルテギ氏と、金沢の日本料理店「銭屋」の高木慎太朗氏によるコラボレーションディナーが振る舞われた。

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 ディナーは上戸のお箸の使い方ミニ講座や、「ぜひ日本のいただきますを覚えてください」と日本の習慣を理解してもらうところからスタート。高木氏が加賀名物・治部煮を振る舞えば、チャパルテギ氏がスペインの名産・イベリコ豚を使った角煮を用意するなど、見事な競演に食通で知られるバスク地方の人たちをうならせていた。

 上戸と朝原監督が感嘆したのも、劇中でも登場する治部煮。これは、この日のために日本から食材やおわんを持ち込んだ高木氏がどうしても作りたかったというメニューで、高木氏は「皆さんに日本料理ならではの、自分でおわんのふたを開けて料理を楽しむということを体験していただきたかった」と料理に込めた思いを語った。

 もっとも参加者の中には料理に華を添えた上戸がどうにも気になった人も多いようで、あるスペイン人男性からは「上戸さんは歌手でもあると聞いていますが、歌ってくれますか? それと僕と結婚してください!」と思わぬプロポーズを受ける一幕も。人妻である上戸は「両方ダメです」とやんわり断り、会場の笑いを誘っていた。(取材・文:中山治美)

映画『武士の献立』は12月14日より全国公開
第61回サンセバスチャン国際映画祭は現地時間9月28日まで開催

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