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ウォシャウスキー兄弟とトム・ティクヴァが短編集を映画化。ナタリー・ポートマンも参加?

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ウォシャウスキー兄弟
ウォシャウスキー兄弟 - Bob Riha Jr / WireImage / Getty Images

 クライヴ・オーウェンナオミ・ワッツが主演を務めた新作映画『ザ・バンク-堕ちた巨像-』が、母国ドイツで開催される第59回ベルリン国際映画祭のオープニングで上映されることが決まったトム・ティクヴァ監督。今やハリウッドでの知名度も高いティクヴァ監督が、映画『マトリックス』シリーズのラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟とともに新作映画を企画していることが明らかになった。

映画『ザ・バンク-堕ちた巨像-』

 ティクヴァ監督が映画サイトFirstShowingのインタビューに答えたところによると、デイヴィッド・ミッチェルの連作短編集「クラウド・アトラス」(原題)をウォシャウスキー兄弟のために脚色しているそうだ。同短編集は、それぞれ繋がりのある6つの短編小説で構成された物語で、それぞれ異なったジャンル、時代背景で展開されている。ティクヴァ監督は6つのエピソードすべてを映画化するのか、それとも一つのエピソードのみなのかは明らかにしなかったが、同短編集では最後にすべての物語が一つにつながっていることがわかるので、異なるジャンルで構成された6エピソードすべてを映画化するとなるとかなり挑戦的な映画になるだろう。

 また、映画サイト/Filmによると、ナタリー・ポートマンが、「クラウド・アトラス」(原題)の映画化にかかわっているかもしれないとのこと。ナタリーとティクヴァ監督は、オムニバス映画『パリ、ジュテーム』で監督が担当した話『フォブール・サン・ドニ』に出演した仲である。そしてナタリーは、ウォシャウスキー兄弟が脚本を手掛けた映画『Vフォー・ヴェンデッタ』で主演を務めている。実はこのキャスティングも、ティクヴァ監督がウォシャウスキー兄弟にナタリーを薦めたからという秘話がCHUDのインタビューで明らかにされている。ウォシャウスキー兄弟はティクヴァ監督のファンだそうで、兄弟が監督した映画『マトリックス・レボリューションズ』にティクヴァ監督は自身が参加するバンドPALE 3の曲を提供している。まったく関係ないような三者だが、実は密接につながっていて、この「クラウド・アトラス」(原題)映画化でも再び手を組むかもしれない。ナタリーが主演するのか、ウォシャウスキー兄弟が監督するのか、それともティクヴァ監督なのか明らかにされていないが、興味深い映画化企画であるのは間違いなさそうだ。

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