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ジェームズ・ボンドのダニエルが挑む「ロード・オブ・ザ・リング」に継ぐファンタジーとは?

第60回カンヌ国際映画祭

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-左からサム・エリオット、ダコタ・ブルー・リチャーズ、エヴァ・グリーン、ダニエル・クレイグ、クリス・ワイツ監督-
-左からサム・エリオット、ダコタ・ブルー・リチャーズ、エヴァ・グリーン、ダニエル・クレイグ、クリス・ワイツ監督- - 第60回カンヌ国際映画祭

 現地時間21日、第60回カンヌ国際映画祭で、『ロード・オブ・ザ・リング』を世に送り出したニューラインシネマが放つファンタジー大作、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』の10分間のフッテージが初披露された。

 壮大かつ繊細な完成度をもって描かれた10分間に、集まった200人あまりのマスコミは、息をのみ、その後行われた記者会見では、キャストやスタッフへの質問が殺到した。

 キャストには『007/カジノ・ロワイヤル』で新ジェームズ・ボンドとして世界にその名を広めた、ダニエル・クレイグやアカデミー賞女優のニコール・キッドマンが名を連ねている。

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 ニコールは別の映画の撮影のためカンヌには来ていないが、そのほかの主要キャストは、会見に参加した。質問が集中したのは、やはりボンド役として大成功を収めた、ダニエル・クレイグ。今回の役を選んだ理由について、「1月から始まる007の撮影までに、できるだけ多くの役をこなしたかったのか」という質問がとんだ。

 それに対して、ダニエル・クレイグは「僕には計画なんてものはない。別に、ボンドと違う役をやりたかったということとは関係なく、この役が断るにはもったいなさ過ぎるいい役だったからなんだ」ときっぱり。

 また、物語のキーポイントとして出てくる「ダイモン」という言葉を記者にたずねられたクレイグは、「きみは原作を読んだ?」と記者に逆質問。そして「ダイモンとは、君自身、君の魂なんだ。とにかく、読めばわかる」と諭すようにコメントした。

 『007/カジノ・ロワイヤル』でダニエル・クレイグと共演したエヴァ・グリーンには「前作でも一緒でしたが、今回はどうでした? これからも共演する予定なのでしょうか?」との質問がおよぶと、エヴァはいきなり「わたしたち結婚したのよ」と笑いをとったあと「わたしたちは、この映画では一緒になることはないの」と答えた。

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 ニューラインシネマのプロデューサーは『ロード・オブ・ザ・リング』三部作や『ナルニア国物語』と比べられることについて、「比較されるのは仕方がないことだと思う。でもこの映画は他の映画と大きく違うし、ビジョンがとてもユニークなんだ。僕はなるべく他の映画のことを考えないようにしているよ。フィリップ・プルマンの原作は素晴らしいビジョンを持って書かれた作品だし、他の作品(の原作)とも違っている僕にとって一番の課題は、CGIに人間性と魂を吹き込むことだ」と語った。

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』は、2008年3月1日(土)より 丸の内ピカデリー1他全国松竹・東急系にて超拡大ロードショー

第60回カンヌ国際映画祭コンペ作品 cinematoday.jp

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』オフィシャルサイト
lyra.gyao.jp

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