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【ネタバレ】「ウルトラマンデッカー」真の敵登場で急展開 松本大輝&小柳友&黄川田雅哉、怒濤の伏線回収に期待

 15日に放送された特撮ドラマ「ウルトラマンデッカー」第14話「魔神誕生」で、物語は急展開を迎えた。ついに出現した真の敵や、主人公アスミ カナタの前に現れた謎の来訪者など、まもなく突入する後半戦に向けて、謎は深まるばかり。第15話「明日への約束」のオンエアを前に、主演の松本大輝(アスミ カナタ役)、小柳友(アサカゲ ユウイチロウ役)、黄川田雅哉(ムラホシ タイジ役)が第14話を振り返り、今後の展望を語った。(取材・文/編集部・倉本拓弥)

※本記事は「ウルトラマンデッカー」第14話までのネタバレを含みます。本編鑑賞後にお読みいただくことをおすすめします。

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■GUTS-SELECTの真の敵、アガムスとは

アサカゲからアガムスへ

Q:アサカゲの正体は、バズド星人アガムスでした。真の敵がGUTS-SELECTの協力者を装っていた衝撃的な展開ですが、第14話の台本を読んだ感想は?

小柳友(以下、小柳):出演のお話をいただいた時から、本作のヴィランであることを聞いていたので「ようやくきたか!」とワクワクした気持ちでした。アサカゲの本性が出てくる、アガムスの気持ちが大きくなっていくということを意識しながら、演じようと思いました。

Q:アガムスがどんなキャラクターなのか、可能な範囲で教えてください。

小柳:とある出来事がきっかけで地球に降り立ち、自分の心の傷を癒すためにいろいろと行動しています。今の時点でお話できるのはここまでです。「ウルトラマンデッカー」を最後まで観ていただけたら、全てが繋がります。

Q:アサカゲの頃と比べて、演技に変化はありましたか?

小柳:自分の中では、そこまで大きく変わることはありませんでした。アサカゲの頃も、全てはテラフェイザーを完成させるための計画。台本を信じていれば、苦労なく演じることができました。

Q:キャストのみなさんは、小柳さんがヴィランだということを最初から知っていたのですか?

松本大輝(以下、松本):そうですね。作品に入るときから既に知っていました。

黄川田雅哉(以下、黄川田):僕も事前に知らされていました。

小柳:キャストみんなで(視聴者を)騙していたということになります(笑)。決して、私だけが騙し続けていたわけではないことを、この場でお伝えしたいです!

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■カナタ以外がデッカーに変身「嫉妬しました」

Q:第14話ではカナタの前に現れた謎の男がウルトラマンデッカーに変身して、アガムスと対峙しました。別の人間がデッカーに変身する展開を、松本さんはどう思いましたか?

松本:「僕だけではなくて、他の人も変身できるんだ」と少し嫉妬してしまいました。カナタ自身も、あの場で何が起こったのかよくわからない状態で、なぜあの人がウルトラDフラッシャーを使えるんだと、すごく混乱していたと思います。

小柳:嫉妬する気持ち、すごくわかります。私も昔(『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』で)ウルトラマンゼロに変身していたので、その後のシリーズで別の方がゼロに変身した時、元カノの結婚式に出席したような、少しモヤモヤする気持ちを抱いていました(笑)。

Q:デッカーの戦い方も変化していましたし、彼の正体がますます気になります。

松本:謎の男がどういう人物なのか明かされた時、視聴者のみなさんのリアクションがすごく気になります。かなりビックリすると思うので、今から楽しみです。

Q:ムラホシ隊長はアサカゲを誰よりも信頼していました。今後はアガムスとして対峙することになりますが、隊長は今後どうなっていくのでしょうか?

黄川田:アサカゲは一番信頼していた科学者であり、近い存在でもあったので、とにかく驚きがすごかったです。ムラホシはアガムスと直接対峙するというよりも、カナタくんたちが現場で経験したことをまとめて、GUTS-SELECTはどう対処するべきなのかを考える役割。彼らをどう守り、アガムスとどうやって戦い、距離を置くかをカイザキ副隊長と考える立場です。演じる上では、「ここでは、もう心の中でアサカゲの存在を切っているんだ」と台本を読んで思ったり、「ここでは(アサカゲを)信じたい気持ちがまだ残っているのか」と感じるなど、心情の変化をつかむことが難しかったです。

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■最後まで観れば納得!後半戦の展望

Q:テレビシリーズはいよいよ後半戦に突入します。第15話以降の展開について、期待することやヒントを教えてください。

松本:まだまだすごい展開が待っていますし、前半戦の伏線もドンドン回収されていきます。最後まで観ていただければ、「『ウルトラマンデッカー』ってこういうことだったのか!」と納得していただける作品になっていると思います。GUTS-SELECTとアガムスの戦いにも期待していただきたいですし、人類がスフィアに勝利し、再び宇宙に進出することができるのかも注目です。

黄川田:カナタ、イチカ、リュウモンの成長、GUTS-SELECTの絆、アガムスの関係性など物語がより一層濃くなっていきます。各キャラクターが、なぜ今ここにいるのか。どのような思いでGUTS-SELECTに所属していて、同じ時代を生き、同じ目標に向かっているのかが明確になっていくと思います。それと、ネットでは「ムラホシ隊長、怪しいよね?」という声が多いそうで……。そこは、お楽しみにということにしておきます(笑)。

小柳:台本を読んでいくうちに「正義とは何か?」を考えはじめて、正義の反対は悪ではなく、もう一方の正義だということを改めて気付かされました。現実とリンクしたり、置き換えることができる世界になっていると思うと、少し怖い部分もありますが、それを「ウルトラマンデッカー」によって知ることもできたので、俳優としても貴重な経験です。また、若手キャスト三人が本当に生き生きとしていて、彼らが成長できる作品でもあるんだと思いながら私も見守ってきました。カナタ、イチカ、リュウモンを好きでいてほしいですし、松本大輝、村山優香大地伸永もずっと応援していただきたい。彼らもきっと、私のように再びシリーズに戻ってこられると思いますし、みなさんと一緒に未来へ紡いでいければ嬉しいです。

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GUTS-SELECTとウルトラマンデッカーの前に姿を現したアガムス。彼はなぜ地球に降り立ち、人類を攻撃するのか。そして、カナタに代わってデッカーへと変身した男は何者なのか、謎は深まるばかりだ。カナタの覚悟に応えるべく誕生するデッカー最強の姿「ウルトラマンデッカー ダイナミックタイプ」も発表されるなど、物語は新たな局面へと突入する。

「ウルトラマンデッカー」は毎週土曜あさ9時~テレビ東京系で放送中

(c)円谷プロ (c)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

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