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やっぱり怪しい…巨大共同体コモンウェルスには大問題が!

今週のウォーキング・デッド

 「ウォーキング・デッド」シーズン11から登場した巨大共同体コモンウェルスは、このシーズンのキーとなる集団。それはいったいどんな集団なのか。そこにはどんな問題があるのか。この第10話「新たな脅威」で、それが少しずつ見えてきた!(平沢薫)

※ご注意 この記事は「ウォーキング・デッド」シーズン11についてのネタバレが含まれる内容となります。視聴後にお読みいただくことをおすすめします。

今週のウォーキング・デッド~シーズン11第10話

 前回、第9話のラスト近く、ユージーン(ジョシュ・マクダーミット)や兵士たちと共にアレクサンドリアにやってきたのが、巨大コミュニティー、コモンウェルスから派遣されてきた副知事ランス・ホーンズビー(ジョシュ・ハミルトン)。彼は住民たちにコモンウェルスへの移住を呼び掛けたが、人々はそれに応じたのか。第10話ではそれが描かれていく。

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ランス・ホーンズビー
手放しには信用できないコモンウェルス副知事ランス・ホーンズビー。「ウォーキング・デッド」シーズン11より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 前回のラストは、移住の6か月後、兵士となったダリル(ノーマン・リーダス)がアレクサンドリアを訪れたシーンだったが、今回は時間をさかのぼり、移住の30日後からスタート。その時期の人々の状況が描かれる。エゼキエル(カリー・ペイトン)がキャロル(メリッサ・マクブライド)に「マギー(ローレン・コーハン)とリディア(キャサディ・マクリンシー)から連絡は?」と聞くので、マギーだけでなくリディアも移住しなかったことが判明。また、コモンウェルスの場面にアーロン(ロス・マーカンド)の姿がないので、彼も移住しなかった可能性大だ。

エゼキエル
キャロルたちとコモンウェルスで暮らすことになったエゼキエル。「ウォーキング・デッド」シーズン11より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 それ以外のメンバーたちは、コモンウェルスでかつての職業に就き、コニー(ローレン・リドロフ)のジャーナリスト姿、マグナ(ナディア・ヒルカー)の給仕姿、ロジータ(クリスチャン・セラトス)の兵士姿はお似合い。また、ダリルがジュディス(ケイリー・フレミング)にお小遣いをあげたくて、定収入を得るために、知事の息子に手柄を譲り、兵士の職を手に入れるのにも納得がいく。

コニー
かつての職・ジャーナリストとして活動するコニー(中央)。「ウォーキング・デッド」シーズン11より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 また、キャロルとエゼキエルの関係が復活。キャロルがさっそくエゼキエルのために暗躍するのも、彼女らしい。副知事ホーンズビーに接近した彼女が、エゼキエルのためとはいえ、ホーンズビーのただの協力者になるとも思えず、これからどんな行動をするのかも楽しみ。

キャロル
久々の登場!エゼキエルのため副知事ホーンズビーに近づくキャロル。「ウォーキング・デッド」シーズン11より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 そして、さっそくコモンウェルスの問題点も見えてきた。まず、わかりやすい問題点は、パメラ・ミルトン知事(ライラ・ロビンズ)のわがまま息子セバスチャン(テオ・ラップ・オルソン。このシーズン第7話の初登場時もユージーンに激怒していたが、今回はダリルと衝突。今後も何かと問題を起こしそうだ。ここでふと思い出すのは、シーズン5~7の当時アレクサンドリアのリーダーだった、ディアナ(トヴァ・フェルドシャー)のわがまま息子2人。女性リーダーの息子が問題児なのはこのシリーズの定番かも? マギーのまだ幼い息子の健やかな成長を祈るばかりだ。

セバスチャン
何かと問題を起こす知事の息子セバスチャン(左)。「ウォーキング・デッド」シーズン11より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 さらにこの集団の大きな問題なのが、格差社会。上流階級は贅沢に暮らすが、給仕係の子供はマンゴーを食べたことがない。また兵士のひとりは1度のミスで住居を取り上げられる。今回のラストには、その格差社会に抵抗する組織のアジトが登場したので、これから彼らの抵抗運動も描かれそうだ。この運動に、アレクサンドリアから来たメンバーの誰かが参加してもおかしくない。

パメラ・ミルトン
格差社会の原因はこの人物パメラ・ミルトン知事か?「ウォーキング・デッド」シーズン11より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 その格差社会のドラマの中で、当面の敵キャラになりそうなのが、パメラ・ミルトン知事。この格差社会の原因はこの人物にありそうな気配。知事役のライラ・ロビンズはテレビドラマファンにはおなじみの顔。「ブラックリスト」ではヒロインの母親で、のちにいろいろ判明するカタリーナ・ロストヴァ役。「ザ・ボーイズ」では、“ザ・ボーイズ”の創始者でシーズン2では活動にも協力するグレイス・マロリーを演じている。

ダリル
定収入を得るために兵士の職に就くダリルだが……。「ウォーキング・デッド」シーズン11より -(C)2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 そして、この格差社会、社会を変えるための運動というモチーフは、これまでのシリーズにはなかった新機軸。最終シーズンでも新たなジャンルに挑むとは、さすが「ウォーキング・デッド」。やっぱりこのドラマは、次の展開が見逃せない。

「ウォーキング・デッド」シーズン11はディズニープラス「スター」で日本最速&独占配信中

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