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マーベル新ヒーロー、シャン・チーって何者?

マーベル待望の新ヒーロー、その名はシャン・チー

 アイアンマン、キャプテン・アメリカなどが活躍するマーベル・スタジオ映画の最新作シャン・チー/テン・リングスの伝説が、9月3日より全国公開されます。本作で誕生する新ヒーローのシャン・チーは、アベンジャーズの歴代ヒーローと並ぶ最強パワーの持ち主です。彼にはいったいどんな力があるのか? 彼に立ちはだかる強大な敵とは? 気になるストーリーを交えて、シャン・チーの魅力に迫ります。(編集部・倉本拓弥)

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マーベル史上最強クラス!マーシャル・アーツでガチの肉弾戦

迫りくる敵には強力な一撃をお見舞い!

 1973年に誕生したシャン・チーは、原作コミックにおいてマスター・オブ・カンフーの異名を持っており、その名の通りカンフーを駆使して戦うヒーローです。誕生の背景には、ブルース・リーの代表作『燃えよドラゴン』が大きく影響しているとコミックアーティストのポール・グラシーが語っていたとおり、強靭な肉体を生かした肉弾戦が得意。そんな、本格派カンフーの世界観を持ちながらもその設定は映画に踏襲されており、厳しい修行で心身ともに鍛え抜かれたシャン・チーが、あらゆる武術を駆使して強大な敵とガチバトルを繰り広げます。

 アーマーを駆使して戦うアイアンマン、超人血清で無敵の力を得たキャプテン・アメリカ、神々の力を司る雷神ソーといった他のヒーローとは異なり、シャン・チーは自身の体を武器にして戦います。そのため、彼の実力は歴代最強クラス。予告編には、鋭いソードを操る敵を軽やかにかわし、会心の一撃をお見舞いするシャン・チーの姿が収められています。また、シャン・チー役のシム・リウはこの撮影のために世界中から集められたスタントチームらとともに世界中のあらゆる格闘技をトレーニングし習得した実力派であり、マーベル・スタジオ作品史上最高レベルの肉弾戦に早くも期待が高まります。

 さらに『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は劇場公開用の映画なので、シャン・チーの活躍が見られるのは映画館だけ。マーベル・スタジオ作品の醍醐味でもあるド迫力のアクションは、巨大スクリーンで観るのにふさわしいスケール感と音響で製作されており、マーベルファンにはたまらない体験ができるはずです。

伝説の力を悪用…敵は地球を危機に陥れる父親

息子に力を授けた父親、その正体は…

 シャン・チーを鍛え上げたのは、実の父親であるシュー・ウェンウー(トニー・レオン)。その正体は、世界に名をとどろかせる凶悪な犯罪組織テン・リングスを率い、シャン・チーの前に立ちはだかる凶悪な敵なのです。組織の後継者として、息子に強力な力を授けたシュー・ウェンウーですが、シャン・チーは自らその力を封印。二度と戦わないことを決意し、父親とは別の道を歩みはじめます。

 シャン・チーが自らの運命から背いた一方で、父シュー・ウェンウーは伝説の力、テン・リングスを使って、復讐のために世界を恐怖に陥れようと画策。戦いを避けてきたシャン・チーは、力で世界をねじ伏せようとする父を止めるべく、再び運命と向き合うことに……。最強の力を授かった息子と、世界を滅ぼせる最凶の力を使う父親が激突する、世紀の親子対決が勃発します。マーベル・スタジオ作品では過去にも親子の確執や直接対決を描いてきましたが、本作の親子対決は桁違い。世界の命運をかけて、お互いが実力をぶつけ合うガチバトルが展開するのです。

意外なキャラが再登場!他のマーベル・スタジオ作品とリンク

シャン・チーを支える頼もしい仲間たち!

 シャン・チーや父シュー・ウェンウーはもちろん、彼らを取り巻くキャラクターたちも魅力的です。シャン・チーの親友ケイティ(オークワフィナ)は、自由な精神を持った頼れる存在で、シャン・チーとの冒険で本当の自分を探しています。また、シャン・チーの妹シャーリン(メンガー・チャン)は、美しさと兄に負けない格闘術を兼ね備えており、兄との突然の再会で人生をかけたある決断を迫られます。ほかにも、シャン・チーの伯母である伝説の戦士イン・ナン(ミシェル・ヨー)、シュー・ウェンウーに忠誠を誓う屈強な戦士レーザー・フィスト(フロリアン・ムンテアヌ)といったキャラクターたちが物語に関わってきます。

 また、マーベルファンの間で話題になっているのが、他のマーベル・スタジオ作品から意外なキャラクターが再登場すること。本作の予告編には、巨大なモンスターと魔術師が地下闘技場らしき場所で激突するシーンが挿入されており、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、この二人が『インクレディブル・ハルク』のヴィラン・アボミネーションと、『ドクター・ストレンジ』のウォンであると Rotten Tomatoes のインタビューで認めています。アボミネーションは今後配信される実写ドラマシリーズ「シー・ハルク(原題) / She-Hulk」、ウォンは来年3月全米公開となる『ドクター・ストレンジ』続編と、今後のマーベル・スタジオ作品に登場することが決定済み。今後のシリーズを追うためにも、本作は絶対に見逃せません。

今後のマーベル・スタジオ作品での活躍にも期待!

 さらに、本作には『アイアンマン』1作目から暗躍してきたテロ組織テン・リングスの正体が明らかに。ファイギ社長は「この話は、マーベル・シネマティック・ユニバースの最初に立ち戻ることになる」と本作の特別映像で明言。本作はマーベル・スタジオ映画の過去、そして未来をつなぐ重要な役割を担っているのです。

 マーベル・スタジオ映画史上最大級のアクション、今後のシリーズにつながるヒントも含まれるストーリーなど、ファンが求める要素が凝縮された『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。多くの期待を胸に、新ヒーロー誕生の瞬間を劇場で見届けましょう。

映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は9月3日全国公開

公式サイトはコチラ

(C) Marvel Studios 2021

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