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浮所飛貴「美 少年」では太陽ポジション!『胸が鳴るのは君のせい』インタビュー

『胸が鳴るのは君のせい』

胸が鳴るのは君のせい』で映画初出演・初主演を果たした、ジャニーズJr.のグループ「美 少年」の浮所飛貴。浮所が演じるのは、イケメンだがクールでとらえどころのない主人公の有馬。白石聖演じるヒロインのつかさに特別な優しさを見せながら、彼女が告白すると「いい友だちだと思っている」とあっさりフってしまう。それでもあきらめないつかさに、いつしか有馬の心も動かされていく……。片思いの切なさがいっぱい詰まった胸キュンストーリーで浮所が目覚めた演技の魅力とは?

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■演じていてもキュンキュン!なシーン

『胸が鳴るのは君のせい』

Q:オファーがあった時はどんな気持ちでしたか?

正直、地球が割れるかというくらいびっくりしました。昨年の夏に「美 少年」6人でドラマの主演をさせていただいたことはあったのですが、まさか自分1人で映画主演なんて、「明日、地球が終わります」と言われたぐらい衝撃でした。それから数秒後に喜びが一気にこみ上げてきたんです。不安や焦りといった気持ちは一切なかったですね。僕は割とポジティブシンキング人間。常に前向きに明るく頑張ろうという精神で、19年間生きてきました。だから、みんながキュンキュンするような、心からいいなって思ってもらえる素敵な映画にしたいという気持ちが一番強かったです。

Q:原作は累計発行部数250万部突破の大人気少女コミックです。読んだ感想を聞かせてください。

男性も楽しめる作品だと思いました。少女漫画と聞くと、やはりどうしても女性のものだと世間の方は思ってしまうかもしれません。僕も当然、そういう意識がありました。ところがいざ読んでみると、ものすごく楽しくて本当に面白い素敵な作品。男もキュンキュンできるのがすごくいいです。

『胸が鳴るのは君のせい』

Q:男性もキュンキュンするということですが、劇中のお気に入りシーンはありますか?

洗いものをしているつかさの髪の毛を持ってあげるシーンは、自分で演じていてもすごくキュンキュンしました。普通ならちょっとありえないシチュエーションじゃないですか。有馬くんって、いい意味でこっちがド肝を抜かれるような行動をするんですけど、それを堂々とやってのけるから、みんながかっこいいと思う。自分でも堂々とやってみましたが、強く印象に残っているシーンです。

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■「美 少年」では太陽ポジション?

『胸が鳴るのは君のせい』

Q:つかさをその気にさせておいて、そんなつもりじゃなかったというのも有馬くんのすごいところですよね。

ずるいですよね。みんなそう思うと思うんですけど、僕も思いました(笑)。でも、思わせぶりな素振りをしていたとしても、イケメンだから許されるんですよ。危ういことも有馬くんはさらっと普通にやってしまう。そこもまた有馬くんのかっこいいところの1つ。余裕がある感じがうらやましいです。

Q:有馬くんを演じたからこそ発見したかっこよさはありますか?

演じる前にキャラクター分析をしたのですが、有馬くんは生来のイケメンだと思うんです。さわやかだし、女性にも男性にも求められる外見で、こんな人になれたらいいなと僕も思ってしまうぐらい素敵な人。全部いいんですけど、1つ挙げるとするなら、“クール”というのが自分にとっては鍵な部分でした。僕が全然クールじゃないので、どうしても憧れます。クールというこれまでの自分にはなかった新ジャンルを探すことで、新しい自分を発見できたし、有馬くんをより理解できたのではないかと思っています。

Q:逆に似ているところはどこですか?

外見でいうと、原作の画に目が似てるねと言われることが多くて、それはすごくうれしいですね。内面的なことでいえば、有馬くんはあまり緊張とかをしないタイプで、そこは僕自身も近いです。僕も昔は緊張していたんですけど、ジャニーズに入っていろんな活動をしていくうちに、動じなくなっていったんです。そこが共通点でしょうか。それから有馬くんはみんなにとって太陽のような存在。自分で言うのもどうかと思いますが、僕も「美 少年」のなかでは割と太陽的な立ち位置をやらせてもらっていますので、そこは似たものを感じます(笑)。

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■共演者に刺激を受け、演技の楽しさに目覚めた

Q:難しかったシーンはありますか?

合宿のシーンは時間がかかりました。男子部屋に女子が来て、そこに見回りの先生が現れ、隠れようとするつかさを僕が自分の布団に引き込む。あれは難しかったです。引き込んで布団をかぶるまでの一連の動きをスムーズにやらないといけなくて。カットを割ったりして、工夫しながら撮影しました。カメラが回る前に時英(クラスメイト・高岡役の若林時英)が練習台になってくれて、女性の声でなり切ってくれました(笑)。馬鹿馬鹿しいんですけど、みんなふざけ合えるくらい本当に仲が良くて。時間をかけた甲斐があって素敵なシーンになりました。

『胸が鳴るのは君のせい』

Q:(ライバル・長谷部役)板垣瑞生さんとも仲良くなったとか?

もう刺激を受けまくりです。前回、出演したドラマの男性キャストはジャニーズの仲間が中心で、同年代で仲間ですから、ある程度実力も知っているし、想像もできたんです。でも今作のみんなと一緒にやってみて、「これが本物の俳優さんなのか」と衝撃を受けました。特に瑞生は子供の頃からこの仕事をしていて場数を踏んでいますし、俳優として大先輩。「これは負けられない」と火がつきました。もともと燃えていたのにさらに燃えてきたというのが正しい表現かもしれません。白石さんもそうで、みんなめちゃくちゃ演技が上手くて、自分も上手くなりたいと改めて強く思いました。

Q:具体的に板垣さんのどんなところが刺激になったんですか?

台本読みの段階から、ちゃんと長谷部の喋り方をしていて、「うわ、長谷部だ!」となるぐらい準備してくれていたのが嬉しくて、それはすごく覚えています。それから、瑞生は台本の書き込みがすごいんです。役柄の分析はもちろん、いろいろ書いていて……あ、これを言ったら、怒られちゃうかもしれません(笑)。

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■メンバー全員で映画を観ようと約束

『胸が鳴るのは君のせい』

Q:主題歌は「美 少年」にとって初めての映画主題歌になる「虹の中で」です。

うれしすぎて、もう爆発しそうです(笑)。ジャニーズの先輩の方々でも映画の主題歌ってなかなか担当できないじゃないですか。まして、Jr.が主題歌なんてあり得ないと思っていたので、貴重な機会をいただけて光栄です。本当にさわやかな曲で、映画にぴったり。「青春ってこういうことなんだよね!」と聞いただけでわかっていただけるような楽曲になっています。

Q:メンバーの反応はどうでしたか?

みんなも僕と同じ考えだったようで、本気でびっくりしていました。まさか自分の主演映画で主題歌をやらせていただけるなんて、僕としては「大変光栄です」という感じです。当然、映画のこともみんなすごく応援してくれていて、「全員で映画を観に行こう」と盛り上がっています。全員というのはもちろん僕のことも含まれています。ヤバいですよね。映画館を貸し切って観たいくらいです。どんな風に見えたか、どこでキュンキュンしたか聞いてみたいですね。みんなの反応が楽しみです。

Q:映画に主演して、俳優業に大きな自信がついたのではないですか?

得たものは大きいです。新しいことにはどんどん挑戦していきたいと思っているタイプなのですが、特に演技は最近の僕にとってクリーンヒットでした。今後もさまざまな作品に関わっていけるよう、頑張っていきたいです。

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■取材後記

『胸が鳴るのは君のせい』

終始笑顔でどんな質問にもまっすぐ答える浮所飛貴はまさしく正統派アイドルといった印象。独特な言葉選びから大物に化けそうな匂いがバシバシ漂っているが、本人は演技が楽しくて仕方がないらしく、いまは主演に限らず、脇役もやってみたいと積極的な姿勢を見せる。アイドルとしてのキラキラまばゆい存在と、いぶし銀のような演技を見せる助演俳優。兼ね備えた姿はなかなか想像できないが、彼ならやってのけそう。将来が楽しみな“美少年”だ。(取材・文:高山亜紀)

映画『胸が鳴るのは君のせい』公式サイト

映画『胸が鳴るのは君のせい』は6月4日より全国公開

(C) 2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会

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