【ネタバレ】「相棒22」角田課長の妻の顔…気になる視聴者続出 右京の表情も話題
ドラマ「相棒season22」（テレビ朝日系・毎週水曜夜9時～）の第8話「センチメンタル・ジャーニー」が、13日に放送された。杉下右京（水谷豊）は弘前までの長距離バスの中、亀山薫（寺脇康文）は東京で張り込みや捜索と、特命係がバラバラに捜査に及ぶシーンが多く、寺脇も久々の右京との別行動をSNSで寂しがっていたほど。懐かしい話題作との共通点や、さらに見えそうで見えなかった角田課長（山西惇）の奥さんの顔のことなども語られ、SNSは大いににぎわっている。（以下、第8話のネタバレを含みます）
謎めいた老婦人・尾上絹（中尾ミエ）のあとを追って、右京は弘前行きの長距離バスに乗った。絹からあれこれ聞き出し、こっそり角田課長に彼女の犯罪歴を照会する右京。一方の薫は、都内の工場街を捜索していた。実は2人は、絹と一緒にいた若い女性の拉致現場を目撃し、さらに絹は拉致した男と何やらワケアリの様子。右京は絹を、薫は拉致した車を追跡していた。
薫の調べた場所は捜査一課が追っている連続強盗事件のアジトらしい。捜査一課の出雲麗音（篠原ゆき子）は1人で薫に合流するが、伊丹憲一（川原和久）と芹沢慶二（山中崇史）もすぐに駆け、さっそく踏み込もうとする伊丹を薫は止める。「邪魔すんじゃねえよ、この亀！」と勢い込む伊丹だが、拉致された女性がどこかに監禁されたままだという薫の言葉に、伊丹も思いとどまった。
角田課長が思い出した情報によると、絹の本名は門脇多恵子。絹は詐欺を行う際の偽名だった。天才詐欺師の彼女は先週釈放されたばかりだが、事件で得た1億円近い金が行方不明のまま。女性を拉致した男は詐欺の仲間の磯貝直樹（松本哲也）で、女性は多恵子の孫らしい。磯貝は孫を拉致して、引き換えに多恵子から1億円を横取りしようとしていた。
孫・真奈（紗葉）は服役中の多恵子に面会に来て、優しくしてくれた。多恵子は真奈のために、金を隠した弘前に向かっていたのだ。だが、真奈の正体は特殊詐欺の常習犯で、磯貝ともグルだった。「そろそろ踏み込んでよろしいでしょうか？」という伊丹に、「当たり前だ！」と答えた薫。大立ち回りの末、薫たちは無事に磯貝と真奈を確保した。「人の心もてあそんで金儲けするなんてのはなぁ、人間のやることじゃねぇ！」と真奈を叱る姿に、薫の人情味があふれていた。
多恵子がたどりついた隠し場所は、洪水で跡形もなくなっていた。呆然とする多恵子に、右京は真奈に騙されていたことを告げる。多恵子は「笑うしかないね」と肩を落とした。
右京と薫がバラバラに捜査し、しかも右京が女性を追ってバスに乗るというシチュエーションから、SNSではseason4第19話「ついてない女」を思い出したファンも多かった。この話は、のちに小料理屋「花の里」の二代目女将となる月本幸子（鈴木杏樹）の初登場回。しかも、放送中の大河ドラマ「どうする家康」の脚本家・古沢良太の意欲作で、当時もその構成の面白さなどで大きな話題となったエピソードだった。
また今回は、角田課長が奥さんと喧嘩し、当てのない旅に出たいと「こてまり」で愚痴るシーンからはじまる。「人生を振り返りながら行く旅はセンチメンタル・ジャーニー」と右京は角田課長に語るが、ラストでは角田課長は奥さんと仲直りし、2人で京都旅行を満喫していた。センチメンタル・ジャーニーだったのは、多恵子だけだったようだ。
薫のもとに届いた角田課長と奥さんの2ショット写真を見て、右京と薫は感心するのだが、薫の手元で隠れてしまい、視聴者には奥さんの顔が見えない。「奥さん気になる！ 顔見たい！」「けちけちしないで見せて！」とSNS上に投稿が殺到したほか、奥さんの顔を見た右京の何ともいえない表情も「右京さん、顔…」「どういう表情をしているんだ（笑）」と話題になっていた。
なお、角田課長はseason1第10話当時、婿に行った双子の兄が京都府警にいた。あまり仲がよくないようだったが、京都で兄と会ったのだろうか。
次回は、紹介動画などの進行役などを務め、「相棒」大ファンとして知られる赤ペン滝川がゲスト出演。内村刑事部長（片桐竜次）が頭を打って正義に目覚め“ホワイト化”した一件を絡む事件のようで、「部長、戻っちゃうの？」「せっかくホワイトだったのに～」とこちらも話題となっている。（文・早川あゆみ）
