二階堂ふみとの共演が話題！2024年注目の俳優チェ・ジョンヒョプって？
1月23日スタートの二階堂ふみ主演ドラマ「Eye Love You」（TBS系毎週火曜よる10時～）で相手役として注目の韓国人俳優チェ・ジョンヒョプ。2023年10月28日からNetflixで配信された話題作「無人島のディーバ」では主演パク・ウンビンの相手役を務めたばかり。日本の地上波ドラマへの進出で日韓の両方で人気がイッキに上がりそうだ。大きな期待がかかるチェ・ジョンヒョプとはどんな俳優なのか、クローズアップしてみた。（文・前田かおり）
1993年5月19日生まれ、現在30歳、日本でいうと、ちょうど菅田将暉、神木隆之介、山田涼介、福士蒼汰らと同い年にあたる。ジョンヒョプは中学生の時に1年間タイで過ごし、その後、南アフリカ共和国に5年間英語留学をし、留学中に南アフリカでモデルとして活動したこともあるという異色の経歴を持つ。2016年、ウェブドラマ「トゥーンドラショーシーズン2－朝鮮王朝実録」で俳優デビューし、「揺れるサイダー」「今日も無事に」シーズン1、2などウェブドラマを中心に活躍。人気俳優のパク・ボゴムに似ていたことから、“ウェブドラマ界のパク・ボゴム”とも呼ばれている。
地上波ドラマデビューは、2019年「ストーブリーグ」で。プロ野球の最弱チームの改革に挑む球団スタッフたちの奮闘を描いた同作でジョンヒョプが演じたのは、スランプに悩む新人投手。役作りのため1日4食で7キロ以上増量、投手トレーニングも積み、プロ野球選手らしい体つきに仕上げて挑んだ。同作は、第56回百想芸術大賞のテレビ番組部門で作品賞を受賞するなど数々のアワードで高く評価され、結果、ジョンヒョプの存在を知られることにつながった。
SFミステリー・ロマンスの「シーシュポス：The Myth」（2021・Netflix配信）では、パク・シネ演じる未来からやって来た女性戦士ソヘに寄り添う青年ソンを好演。ソヘを「ヌナ（お姉さん）」と呼ぶ彼に、SNSでは「私のことをヌナと呼んで欲しい」などという女性ファンたちの声も多く上がっていたという。さらにソン・ガンとハン・ソヒ主演で大ヒットした「わかっていても」（2021・Netflix配信）では、ハン・ソヒ演じるナビの幼なじみドヒョク役で出演。ソン・ガン演じる女心をたぶらかす悪い男のジェオンとは対照的に、ナビを一途に思い優しく見守るという、ある意味、オイシイ役どころにハマったことで人気がますます高まっていった。
そして2022年には、バドミントンの実業団チームを舞台にした青春ラブストーリーの「時速493キロの恋」（ディズニープラス配信）で初主演。バドミントンの天才少女とパートナーを組んだ新人選手との恋の行方を描いた同作で、「人間レッスン」「禁婚令、朝鮮婚姻禁止令」などの新鋭パク・ジュヒョンとスポーツしか知らない若者たちの不器用な恋と成長を熱演して、KBS演技大賞新人演技賞を受賞した。また「社長をスマホから救い出せ! ～恋の力でロック解除～」（2022・U-NEXT配信）でも主演。怪しい事件に巻き込まれ、スマートフォンに閉じ込められたIT社長と、そのスマートフォンを拾ったことから事件の謎を追うことになる就活生を描く奇想天外なラブコメディー&ミステリーに体当たりで挑み、演技の幅も感じさせた。
次々と多彩なジャンルにチャンレンジし、俳優として大きな成長を見せているジョンヒョプ。「無人島のディーバ」は、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を大ヒットさせ、一躍トッブスターになったパク・ウンビンが主演を務めるとあって、配信前から注目を浴びる作品だった。主人公は離島に暮らしている16歳の少女ソ・モクハ。彼女は歌姫を夢見ながら、父親からの壮絶なDVに堪えていたが、不慮の事故で無人島に漂着。15年後に奇跡的に助けられたモクハは憧れ続けた歌手と出会い、夢へと向かっていくという物語だ。
そんな作品でジョンヒョブが演じるのは、人気バラエティー番組のプロデューサーのカン・ボゴル。偶然、兄と無人島でボランティア活動をしている最中にモクハと出会い、救出することになる。これまでと違って、無口であまり感情を表に出さないというキャラクター。前述したが、主演のパク・ウンビンとは「ストーブリーグ」以来の共演。しかも、同作ではチーム長と新人投手という関係だったが、今回は彼女の相手役。そして、彼自身もいろいろとワケありというキャラクターであり、ドラマの進展と共に複雑な演技力も求められている。
さて、目下話題の1月期ドラマ「Eye Love You」は、目が合うと相手の心の声が聞こえてしまうテレパスの能力を持つヒロインと、年下の韓国人留学生が恋に落ちるファンタジック・ラブストーリー。186cmの長身に優しい笑顔が魅力で、“大型犬系俳優”とも呼ばれているというジョンヒョブ。157cmの二階堂ふみとの身長差で見せるラブシーンは胸キュン必至になりそうな予感大。また“歩く癒し効果”のようなジョンヒョブが日本人キャストたちとどんなやり取りを見せるのかも楽しみだ。
ほかにも新作ドラマが控えているチェ・ジョンヒョプ。韓国ではライジングスター（次代を担うスター）の1人と目されている彼だが、2024年は新年の幕開けと共に一気に飛躍しそうな勢いだ。
