武内駿輔、新田真剣佑の声優ぶり絶賛「すばらしい熱演」

　新田真剣佑が9日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2023」内で行われた「ワンダーハッチ ー空飛ぶ竜の島ー」スペシャル・プレゼンテーションに出席、自身のあこがれのヒーローとして東京コミコンにゲスト出演しているベネディクト・カンバーバッチ、トム・ヒドルストンが演じる「ロキとかドクター・ストレンジですかね」と明かし、会場を沸かせた。この日は主人公の相棒・ドラゴンのガフィンの声を担当した声優・武内駿輔と、そして本作のメガホンを取った萩原健太郎監督も登壇した。

新田真剣佑＆武内駿輔がトーク！「ワンダーハッチ」スペシャル・プレゼンテーション

　本作は、実写で描く現実世界「横須賀」と、アニメで描くドラゴンが棲む異世界「ウーパナンタ」の2つの世界が描かれる、日本発のファンタジーアドベンチャー大作。「横須賀」に住む空想好きな高校生・ナギ役の中島セナと、「ウーパナンタ」からやって来た落ちこぼれのドラゴン乗りの少年・タイム役の奥平大兼がダブル主演を務め、新田はタイムが憧れるドラゴン乗りの英雄・アクタ役で出演している。

　実写とアニメの両軸で物語を語る本作について「最初に監督から話を聞いた時は想像もつかなかったですね。どうなるんだろうと思っていました」という新田。実写パートだけでなく、アニメパートでも声優を務めたといい「（声優）初挑戦でした」と語る。

　声優業については「声優さんのやっていることがすばらしすぎて。本当に難しかった」と語る新田。それを聞いた武内が「本当にすばらしかったです。もちろん役者として先輩ではあるんですが、元々の声質がとてもすてきで。すばらしいボイスをもってらっしゃる。ご覧の通りの響く声で。マイクのりもすばらしかった」と絶賛。

　さらに、アニメと実写の違いについて「実写の方は後ほど編集される形ですが、アニメはすでに編集された状態で声を吹き込まないといけないので、物理的に難しいことをやらないといけない、というのが違いだと思うんです」と語った武内は、「でもものすごくすばらしい熱演をされていて。僕も勉強になるような表現方法でしたし、さすが（新田）真剣佑さんだなと思いました」と新田の声優ぶりを称賛するひと幕もあった。

　さらに主人公にとってあこがれのヒーローを演じたということで、「自分にとってのヒーローとは？」という質問を受けた新田は、東京コミコン2023ゲストにカンバーバッチやトムらが来ているということを踏まえ、彼らが演じる「ロキとかドクター・ストレンジとかですかね」とニッコリ。「裏がすごいんですよ。ロキ（トム・ヒドルストン）もいるし、ドクターストレンジ（ベネディクト・カンバーバッチ）はお寿司を食べているし。すごいものを見させていただきました。それだけで来た甲斐があるなと思いました」と笑顔を見せた。（取材・文：壬生智裕）

Disney+（ディズニープラス）オリジナルシリーズ「ワンダーハッチ ー空飛ぶ竜の島ー」は12月20日より独占配信予定