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ギレルモ・デル・トロ、『パシフィック・リム』続編まだ観てない「元妻のホームビデオを観るようなもの」

デル・トロ監督が参加しなかった続編『パシフィック・リム:アップライジング』
デル・トロ監督が参加しなかった続編『パシフィック・リム:アップライジング』 - Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 大ヒット映画『パシフィック・リム』(2012)を手がけたギレルモ・デル・トロ監督が、自身がメガホンを取らなかった続編『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)をまだ観ていないと、Colliderのインタビューで明かした。

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 『パシフィック・リム』は、世界各国を襲撃する謎の巨大生命体KAIJUを倒すべく、人型巨大兵器イェーガーに乗り込むパイロットたちの姿を活写したSFアクション。続編は当初、デル・トロ監督が続投の方向で進んでいたが、状況が変化し、メガホンをスティーヴン・S・デナイト監督に託して降板。自身は『シェイプ・オブ・ウォーター』を手がけ、第90回アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか4部門を受賞した。

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 1作目の公開10周年を記念して同サイトの取材に応じたデル・トロ監督は、「『パシフィック・リム2』の準備はできていた」と告白。「ところが、午後5時までに撮影スタジオに手付金を支払わないと、数か月間使用できなくなる事態に陥った。私は『忘れるな。スタジオを失うことになる』と念押ししたが、支払期限の5時を過ぎてしまい、使えなくなった。すると彼ら(製作会社)は『中国で撮影できる』と言いはじめ、私は『どういう意味?』という反応だった」と当時の出来事を振り返っている。

 続編の公開から5年が経過したが、デル・トロ監督は未だに完成版を観ていないという。その理由について、「元妻のホームビデオを観るようなものだ。出来が良かろうが悪かろうが辛い。だから観ない。完成版の脚本は読んだが、いくつかの要素を除いて、(私の構想とは)かなり別物だった」と説明している。(編集部・倉本拓弥)

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