ADVERTISEMENT

チョコプラ長田、仮面ライダーBLACKよりシャドームーン派 仮面ライダー役で見せる悪の魅力

ギーツと一緒に! 悪の仮面ライダーを演じるチョコレートプラネットの長田庄平
ギーツと一緒に! 悪の仮面ライダーを演じるチョコレートプラネットの長田庄平 - 写真:壬生智裕

 7月28日公開の映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』で、漆黒のキツネライダー・仮面ライダーX(クロス)ギーツに変身する未来人・メラを演じた、お笑いコンビ、チョコレートプラネット長田庄平が、悪役として仮面ライダー作品に参加した思いを語った。

仮面ライダーギーツ×チョコプラ長田!撮り下ろしフォトギャラリー

 本作は、勝者が理想の世界を叶えるゲーム「デザイアグランプリ」を舞台に、主人公・浮世英寿/仮面ライダーギーツ(簡秀吉)ら参加者たちの戦いを描く特撮ドラマ「仮面ライダーギーツ」の映画版。未来人・メラ&メロ(工藤遥)が仕掛けた「世界滅亡ゲーム」によって4つに分断された世界で戦う英寿たちの姿が描かれる。

ADVERTISEMENT

 長田が演じるメラ/仮面ライダーX(クロス)ギーツは、英寿たちの前に立ちはだかる最強のプレイヤー。「最初はチョイ役というか、エキストラっぽい感じなのかなと思っていたんですよ。でも台本を読んでたら、結構セリフがあって。ガッツリと敵役だったんでビックリしました。ドッキリかと思いましたよ」と笑う長田だが、Xギーツというキャラクターには非常に興味を引かれたという。「これがめちゃめちゃ面白い設定なんですよ。メラとXギーツは、英寿とギーツの表裏一体というか。ある意味、“光と影”というバランス感で演じました」。

 窪塚洋介主演の映画『Sin Clock』で“狂気の警官”を演じ、強烈な印象を残した長田だが、本作で演じたメラは、悪役ではありながらも、どこかコミカルさを感じさせるキャラクターとなっている。「クレイジーはクレイジーなんですけど、だいぶポップな感じというか。だけどそれが逆に怖いというか。コミカルな中でどう闇を出すかということは考えました。そういう意味では、『バットマン』(1989)でジャック・ニコルソンが演じていたジョーカーのようなイメージだと思います」

 「やはり敵役というのは映画には欠かせないです。僕は世代的に『仮面ライダーBLACK』がドンピシャなんですが、敵のシャドームーンの方がカッコいいなと思ってたところもあります。メラも、決していいヤツではないんですけど、どこか哀愁があるというか。なんで彼がこうなったのか、というところを観てもらえると面白いかもしれません」と悪役の魅力を語る。

ADVERTISEMENT
「やはり敵役というのは映画には欠かせないです」

 今回、特撮の撮影現場に初参加してみて、「とにかくスタッフの皆さんがサクサク進めていくので、そのスピード感に圧倒されました。あれよあれよという間に終わっちゃったって感じですね」という長田。「僕らはコント番組とかもやっていますけど、コントを撮るよりもポンポン撮ってたのでビックリしました。スタッフさんも慣れているし、優秀なんでしょうね。ずっとこのテンポ感でやられてるんだなと思いました」と感心した様子を見せる。「メロ役の工藤遥さんは(『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』など)特撮の経験がおありで、撮影でも対応力がすごくて。慣れているなという感じもありましたし、リードしてもらいましたね」。

 本作で仮面ライダーに変身することになった長田。「男子にとっては憧れ中の憧れですからね。そりゃうれしいですよ。芸人やっていて変身できるなんて思ってもなかったので。うちの息子は電車が好きで、これまであまり『仮面ライダー』を観てこなかったんです。これをきっかけにハマってくれたらうれしいですね。それこそ仮面ライダーデビューが『ギーツ』だったらいいんですけどね」と切り出すと、「ただ今回は悪役で出ちゃってるんで。僕の真似はしないように。反面教師にしてもらえたら」と笑いながら付け加えた。

ADVERTISEMENT

 そんな長田にとってのヒーローとは、「見返りを求めずに助ける人」だという。「やはりヒーローって、無条件で助けてくれる人だと思うんです。自分もアメコミとか、スーパー戦隊とか、仮面ライダーとかが好きだった。幼少期にそれを観て育ってきたので、根っこにはそういうことに影響された部分は大きいかなと思うんです」という長田は、今回、仮面ライダー映画への参加で、あらためてその良さを実感したといい、「またやってみたいですね。この『仮面ライダーギーツ』でも、先輩のあべこうじさんが出られていましたし。そしていつかは、おやっさん役とかをやってみたいですね。司令官みたいな役とか。これから歳を重ねると、そういう役もできるようになると思うので、ぜひ!」と再びの特撮作品参加に思いを馳せた。(取材・文:壬生智裕)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT