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トム・クルーズ、超危険なスタントを初日にやったのは“事故死した場合”を考えたからだった

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のトム・クルーズとクリストファー・マッカリー監督
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のトム・クルーズとクリストファー・マッカリー監督 - (c) 2023 PARAMOUNT PICTURES.

 人気アクションシリーズ第7弾『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の撮影初日に行われたのが、トム・クルーズが「俳優人生で最も危険なスタント」と語る断崖絶壁へ向けてバイクでのフルスピード走行、超特大ジャンプ、落下を組み合わせた大規模スタントだ。トムがこのスタントを撮影初日に敢行した理由を、Entertainment Tonight に語った。

【動画】ヤバすぎ…問題のスタント

 それはずばり、スタントが失敗した場合を考えたからだった。考えるのも恐ろしいことだが、仮に撮影中盤でこのスタントに挑んで事故死ともなればそれまでに撮影したものが使えなくなるし、大けがを負えば撮影プランが大幅に狂い、ストーリー自体を見直す必要が出てくる。「この映画を続けられるか、続けられないか、初日に知ってしまおうよ! という感じだった」と快活に笑ったトムは、「何が起きるか初日に見てみよう! 僕たち皆で続けられるのか? それとも大幅な書き直しが必要になるのか、ってね」と続けた。

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 また、超危険なスタントなだけに、まずはこの撮影だけに全神経を注ぎたかったという面も大きかったようだ。トムは「僕はトレーニングを続けてきて、準備はできていた。このようなことをやる時には、カミソリのように鋭い感覚でいないといけない。この映画の準備をする上で、それを最初に撮影するというのはとても重要なことだった。それを忘れて他のシーンを撮りに行ったり、気持ちを別のところへ向けたりしたくなかった。全員が準備できていた。とにかくやってしまおう、という感じだった」と打ち明けた。

 ベンジー役のサイモン・ペッグは、スタント百戦錬磨のトムでさえこのスタントには緊張しており、それが彼を怖がらせたとシネマトゥデイのインタビューで明かしている。「トムが崖に向かい、端から落ちる……そして僕たちは無線を待たなくてはいけないんだ。“彼のパラシュートがちゃんと開いた”という無線を聞くまで、全然リラックスできないんだよ! 彼が視界から消えてから2、3秒、『トムは大丈夫なの……!?』という時間があるんだ。そして無事が知らされるとみんな、『オー神様ありがとう』となる(笑)。本当に恐ろしかったよ」と振り返っていた。(編集部・市川遥)

映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は7月21日より全国公開

トム・クルーズの超危険スタント!『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』メイキング特別映像 » 動画の詳細
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