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サイモン・ペッグ『M:i:III』の現場でアルコール依存症を隠し続けていた

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今はすっかり元気な様子のサイモン・ペッグ
今はすっかり元気な様子のサイモン・ペッグ - Grant Lamos IV / Getty Images

 映画『ミッション:インポッシブル』シリーズでIMF職員ベンジーを演じ、最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』にも出演するサイモン・ペッグが、アルコール依存症であることを隠しながら、シリーズ第3弾『M:i:III』(2006)の撮影に参加していた過去を、BBC Radio 4 のラジオ番組「Desert Island Discs」で振り返った。

トム・クルーズの超危険スタント!『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』メイキング映像

 2018年にサイモンは、The Guardian のインタビューで、うつ病とアルコール中毒に苦しんでいた過去を告白。2006年に『M:i:III』でトム・クルーズと共演、同作でメガホンを取った、J・J・エイブラムス監督の『スター・トレック』(2009)にも出演するなどハリウッドに活躍の場を広げたころも、うつ状態で気分がふさぎ込むと、アルコールに頼る生活を送っていたことを明かしていた。

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 番組で当時を振り返ったサイモンは、DJのローレン・ラバーンに「トムやヴィング・レイムスと仕事をして、とんでもない超大作に出演しているのに、妙にひどく取り乱して、悩んでいるような状態で、こいつは何なんだ? と思っていました」と告白。その原因はうつにあり、アルコールがさらに状況を悪化させていたという。

 さらにサイモンは、依存症について「誰にも気づかれることなく、やってしまう術を身につけるんです」と説明。その後、月日が経ち「結果的に隠しきれないところまで来たところで、ありがたいことに僕は深みから抜け出す事ができた」というサイモンは、依存症に向き合い、見つめなおす機会を得ることができたという。「なんとか助けを得てお酒をやめて、なぜ酒に頼っていたのかを考えることができた。それが転機になったんです」。

 The Guardian のインタビューでも彼は、「何でもないように振舞おうと、賢くなっていく。何かの中毒にある人やアルコール依存症の人間は、やる気がないって思われるけど、実際にはとても統制されているんです。誰にも気づかれず、ウイスキーを一杯ひっかけてくることだってできる」と明かしていた。最終的には妻に気づかれ、しかるべき治療を受けることができたといい「あの時に助けてもらえなかったら、僕はここにいないね」と語っている。(西村重人)

トム・クルーズの超危険スタント!『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』メイキング特別映像 » 動画の詳細
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