気づいた？映画『スーパーマリオ』ゲーム版マリオ声優がカメオ出演

　映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』（公開中）のプロモーションで来日したクリス・メレダンドリ（イルミネーションCEO）がインタビューに応じ、本作にカメオ出演を果たしたゲーム版声優について語った。（以下、映画の内容に一部触れています）

【動画】日本版マリオは宮野真守！『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』本編映像

　任天堂と『ミニオンズ』シリーズで知られるイルミネーションがタッグを組み、大人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の世界観を3DCGで映像化した本作。主人公・マリオの声は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのクリス・プラットが担当しており、日本語吹替版では人気声優の宮野真守が声を当てている。

　実は、本作にはゲームシリーズで長年マリオの声を務めるチャールズ・マーティネーがカメオ出演。映画冒頭、ピザ屋に置いてあるアーケードで遊んでいる男性・ジュゼッペと、マリオの父親を担当している。

　「スーパーマリオ」には欠かせないマーティネーの参加について、メレダンドリは「間違いなく世界中のファンに愛されている存在。彼に敬意を払い、（映画に）登場させるアイデアは非常に上手くいきました」と自信をのぞかせる。「観客のみなさんも、きっと驚くだろうと思いました。チャールズは多忙な方で、スケジュールの確保が大変でしたが、出演してくれると聞いた時はとても嬉しかったです」

　マリオ役のクリス・プラットをはじめ、本作ではアニャ・テイラー＝ジョイ（ピーチ姫役）、チャーリー・デイ（ルイージ役）、ジャック・ブラック（クッパ役）、キーガン＝マイケル・キー（キノピオ役）、セス・ローゲン（ドンキーコング役）といった豪華声優陣が人気キャラクターに声を当てている。各声優は、候補になっている俳優の音声データを流しながら、キャラクターのデザイン画と合わせて検討したとメレダンドリは証言。「映画版とゲーム版のバランスが重要でした。マリオとルイージの物語を90分で描くにあたり、彼らにはニューヨーク在住ならではの訛りを取り入れています。議論や挑戦を重ねた結果、（配役は）非常に上手くいったと思っています」と手応えを感じていた。（取材・文：編集部・倉本拓弥）