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坂本龍一さん音響監修の映画館「109シネマズプレミアム新宿」その全貌明らかに

ScreenX
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 3月28日に逝去した音楽家・アーティストの坂本龍一さんが音響を監修した「109シネマズプレミアム新宿」のプレス向け内覧会が11日に同所で行われ、その全貌が明らかになった。

【画像】14日オープンの映画館「109シネマズプレミアム新宿」

 東京都新宿区歌舞伎町に14日開業予定の「109シネマズプレミアム新宿」は、2014年12月31日に58年の歴史に幕を閉じた「新宿ミラノ座」跡地にオープンする東急歌舞伎町タワー内で営業予定の「109シネマズ」の新ブランド。洗練されたラウンジ空間、坂本龍一さん監修によって“曇りのない音”を目指して設計された音響システム「SAION -SR EDITION-」を装備。さらに座席も、一般的なシネコンに比べて2.3倍の大きさでゆったりできるプライベート空間を担保する「プレミアムシート」を導入するなど、上質な鑑賞環境と、ラグジュアリーな空間の両面で、映画の時間を楽しむことのできる空間となっている。

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 劇場内は8つのシアターを完備。シアター3は、前後左右だけでなく天井にもスピーカーを設置することで立体的な音響に包まれる「Dolby Atmos」を、さらにシアター6には、270度、3面ワイドビューシアターの「ScreenX」を、そしてシアター8では35mmフィルムの映写機を導入。バリエーション豊かな映像体験が楽しめるという。

 スクリーン前にはラグジュアリーなラウンジが広がっており、BGMは坂本さんが作曲した楽曲「109 Shinjuku - Lounge」が流れる。時間帯によって変わっていく新宿の風景を見ながら、映画鑑賞前、映画鑑賞後のひとときをゆったりと過ごすことが可能となっている。またラウンジに併設されている「THE BAR」には、ジャパニーズウイスキーや、クラフトビールからフード類まで多彩なラインアップが揃う。

 そして映画上映の開始時間になると、ラウンジの照明が暗くなり、坂本さん作曲の楽曲「109 Shinjuku - Chime」が鳴り響くと、上映が開始されるシアターの入り口の照明がフワッと光るため、ラウンジでくつろいでいても映画の開始が自然とわかるようになっている。さらにスクリーン内でも、映画上映前には坂本さん作曲の「109 Shinjuku - Clarifier」が流れるなど、坂本さんの息吹をそこかしこで感じられるシアターとなっている。

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14日オープン

 この劇場が建っていた場所には、かつて数々の名作を上映してきた映画館「新宿ミラノ座」があった。坂本さんは、本シアターのスタッフたちとのディスカッションの中で、「日本ではフィルムの上映ができる映画館がほとんどなくなっている。いまこそ、フィルム上映のできる映画館を作ってほしい」と提案。120年以上にわたって育まれてきたその豊かな映画の文化を、未来に継承しようという思いがあったという。

 劇場のオープンに合わせて、4月14日から5月18日の期間限定で、坂本さんの関連作品を、坂本さん監修のシアター音響「SAION -SR EDITION-」で上映。上映作品は『シェルタリング・スカイ』『トニー滝谷』『天命の城』『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022+』『戦場のメリークリスマス』が予定されている。(取材・文:壬生智裕)

「109シネマズプレミアム新宿」は4月14日に開業予定

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