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阿部寛、初の配信ドラマでセットのこだわりに驚き「嘘がない場所だな」

阿部寛
阿部寛

 ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」で配信されるオリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」の配信直前イベントが8日、都内で行われた。主演を務めた阿部寛が本作の撮影を振り返った。この日の舞台あいさつには共演者のChara宮藤官九郎、監督として参加した岨手由貴子も姿を見せた。

阿部寛、Chara、宮藤官九郎、岨手由貴子監督が登壇!イベントの様子【写真】

 本作は、燃え殻による同名エッセイを阿部寛主演で映像化するラブストーリー。ある日、ミステリー作家“M”は5年間付き合った恋人“F”とケンカし、その後失踪したFを探し始めるが、周囲から語られるFはMの知る彼女とは全く異なるもので、次第にFの秘密があきらかになっていく。

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 この日の会見では、まだ発表されていないF役の女優からのメッセージが紹介される演出も行われ、メッセージの中で「阿部さんとは二度目の共演。とても嬉しかったです」とF役の正体についてヒントにもなるような文言も飛び出した。阿部も「明るい女優さんです」とF役女優についてヒントを出す。

 そんな阿部は本作の撮影を振り返り、「恋人が不在のまま進んでいくラブストーリーで面白かったです。現場でも、監督さんやクリエイターさんもそうですが、みんなこだわりがあって、丁寧に撮っているなって印象」と撮影の様子を紹介。「終盤、時間があったので、バーのいつもと違う席に座ってみたら、開かなくてもいい引き出しが開いたり、本物のように細部まできっちり(セットが)作られているんです」と美術スタッフのこだわりについて驚きを明かす。

 さらに、阿部は「僕は自分も物を作るので、そういうのが好きで。嘘がない場所だなって。照明さんとかもすごく丁寧に時間をかけていて、ちょっと舐めていたんですけど、映画並みというか、映画以上に丁寧に時間をかけて作られていることにびっくりしました。参加できて良かったです」と嬉しそうに話す。

 『スワロウテイル』以来の映像作品出演となったCharaも、本作の撮影を楽しそうに回顧。「もともと女優さんとしては全然で」と謙遜しつつも「今回も音楽を愛する役柄ということで参加できたんです。役柄としてはもろに素に近い役で、(監督にも)『そのままでいい』と言われたくらい。私で良かったと思います。音楽をやっていてよく見せようとすると緊張するので、そういうのを考えないようにやっています」と現場での工夫を明かした。

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 宮藤は阿部の演技を絶賛。「普通、彼女と別れたっていうところからストーリーから始まると、もっと必死に探す感じになると思うんですけど、阿部さんがあんまり真面目に探している感じがしない。そこが面白いなって。恋愛ってそういうもんだよなって思いました」と嬉しそうにコメント。作品についても「いいセリフがいっぱいあったり、タイトルの『すべて忘れてしまうから』もいいです。いろんなことに追い立てられていると忘れてしまいがちなことを思い出させてくれるような作品になっていて、見ていて贅沢な時間だなと思える作品だと思います」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

オリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」は9月14日より「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて独占配信開始

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