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「おちょやん」杉咲花、ヒロイン千代との共通点は?

念願だったという朝ドラヒロインを演じる杉咲花
念願だったという朝ドラヒロインを演じる杉咲花 - (C) NHK

 連続テレビ小説「おちょやん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)で、ヒロインの竹井千代役を務めている杉咲花。念願だったという朝ドラヒロインを演じる思いや、女優を目指すことになった憧れの存在について語った。

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 「おちょやん」は、明治の末に大阪の南河内の貧しい家に生まれた千代が女優への道を駆け上がっていく姿を追う物語。第3週に突入し、千代の子ども時代を演じていた毎田暖乃からバトンタッチした杉咲が本格登場を果たしている。

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 朝ドラヒロインに決まったときを「うれしかった」と振り返る杉咲。朝ドラ出演は2016年の「とと姉ちゃん」に続いてとなるが、杉咲は「その前後にもオーディションを受けていて、いつかヒロインをやりたいという思いがずっとありました。でも『やれる日くるかな』という思いと『自分には縁がないのかな』という思いがあったので、今回『おちょやん』で千代をやらせていただくことになって、本当にうれしかったです」という。

おちょやん 杉咲花
(C) NHK

 「これだけ長い期間、一つの役を演じられる機会は“朝ドラ”以外でなかなかないと思うので、これからもお芝居を続けていきたいと思っている自分にとって、すごくいい経験になるだろうと思っていました。オーディションに落ちてきた悔しさも自分の中にあったので、ヒロインは憧れでした」

 そんな杉咲は演じている千代については「険しい試練がどんどん降りかかってくるんですが、負けずに前を向いて進んでいく人なので、自分自身も台本を読んだり演じたりする中でパワーをもらっています。いろんな人と出会っていろんな場所に行く千代ですが、どこに行っても周りの人たちから愛されます。最初はキツい対応をされることもありますが、諦めずに真っすぐ向き合う千代の人柄が、すてきだなと感じます。自分が落ち込むところや、悲しい姿を人の前で見せないところが、すごいなとも思うし、不器用だなとも思います。でも、自分の力で立って進んでいこうとする人だからかっこいい。すごく強い人だなと思いますね」と明かす。

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 また、自身と千代とは「まるで違うということはないです」と笑う杉咲。千代は芝居小屋で高城百合子(井川遥)という女優を目にして自らもその道を目指すことになるが、杉咲にとっても憧れの女優が大きな存在となったという。「小さい頃からドラマが大好きで1クールに放送しているドラマを全部観るくらい夢中だった私は、女優の志田未来さんに憧れてこの世界に入りました。観ていたドラマの中でもいくつか大好きな作品があって、そのほとんどに志田未来さんが出演されていたんです。志田さんのお芝居を拝見して、志田さんに憧れて、自分もお芝居をやってみたいなと思ったのがきっかけです」

 物語では今後、千代は女優を目指して奮闘していくことになる。杉咲は「千代は悲しいことがあったときに、ストレートに感情を出すのではなく、あえて笑ってそれを隠したりする、我慢の人なんです。だからこそ、観ているほうが悲しくなったり、我慢しながらも一生懸命前に前に進んでいく千代の姿に勇気づけられたりする瞬間が、きっとあるのではないかと思っていますし、そう感じてもらえたらうれしいなと思っています」と語った。(編集部・大内啓輔)

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