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山田孝之、等身大の演技に手応え 父親役は「素の山田で」

映画『ステップ』でシングルファーザーを演じた山田孝之
映画『ステップ』でシングルファーザーを演じた山田孝之

 俳優の山田孝之が5日、都内で行われた主演映画『ステップ』の公開記念トークショーに出席。シングルファーザーの主人公を演じた本作について「20年間、エキセントリックな演技をし続けてきましたが、今回は演じていません。素の山田で出演しました」と明かした。この日は山田とともに、共演者の國村隼広末涼子伊藤沙莉飯塚健監督も出席した。

【動画】山田孝之、キャラの限界!? “素の山田”で「柔軟剤のCMを」

 重松清の小説を原作とする本作は、妻に先立たれ、娘の美紀との再出発を決意した主人公の健一(山田)が仕事と育児の両立に悩みながら、ゆっくりと成長していく物語。山田は「脚本を読んで『あ、これは僕だな』とついに自分のままでいける役がきたなという気持ちになりました。みなさんにも『山田ってこういう人だったんだ』と気づいてもらえる作品になっていると思います」と嬉しそうな様子を見せた。

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 そんななか、司会者がこれまでの山田の演技を「エキセントリック」と表現し、本作との違いについて聞くと、山田は「エキセントリックな役をずっと演じてきて、限界を感じていたんです。だから、そろそろ柔軟剤のCMを取りにいくような演技をしないといけない。その“ステップ”として素を出してやろうって」と切り返し。これに反応した広末が「山田さんから柔軟剤のCMは想像がつかない。私の方が子育ての経験を積んで、柔軟剤のCMに向いているかも」と口にすると、山田は「よかったら一緒にやりましょうか」と照れくさそうに語った。

 その広末との共演が印象的だったという山田。「共演が初めてどころか、お会いするのもこの作品が初めて」と明かし、「メディアを通しての広末さんのイメージがあったので、お会いして『うわ、広末涼子いる!』って」と振り返る。一方の広末は「共演を楽しみにして行ったら(山田さんは)殻に閉じこもった空気感が満載。殻が見えましたよ」とストイックな山田の姿に驚いたとのこと。続けて「世間話とか個人的な話を全くできなくて、どうしようかと」と撮影中のエピソードを披露して会場の笑いを誘った。(取材・文:名鹿祥史)

映画『ステップ』は4月3日より全国公開

山田孝之、キャラの限界⁉︎ “素の山田”で「柔軟剤のCMを」映画『ステップ』公開記念トークショー » 動画の詳細
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