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リンダ・ハミルトン『ターミネーター』新作の撮影中に涙

T-800とサラ・コナーが帰ってきた! アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン
T-800とサラ・コナーが帰ってきた! アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン

 映画『ターミネーター』シリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』のプロモーションで来日したT-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーとサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが、久々の共演を振り返りながら、撮影時のエピソードを振り返った。(この記事は一部『ターミネーター:ニュー・フェイト』の内容に触れています)

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』特別映像

 本作は、ジェームズ・キャメロンがプロデュースを手掛けた『ターミネーター2』(1991)の正統な続編。『ターミネーター2』で、未来の軍事システム「スカイネット」がもたらす核戦争「審判の日」を回避したサラ。本作では、前作の後もサラの戦いの日々が続いていたことが明らかになる。

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 『ターミネーター2』から28年を経たサラの内面にも変化が訪れており、リンダは「サラは今回もハッピーな状況にはいないわ。胸の内に抱えた怒りと喪失感もより大きくなっていて、故郷のない女として生きている。もはや人類のこともどうでもよくなっていて、過去のシリーズとは全く違う彼女になっているの」と語る。

 1年前から肉体づくりに励むなど、サラ・コナー役に対するリンダの思いは相当なもの。劇中には若いころのT-800とサラ・コナーが登場するシーンがあるものの、自ら演じることはできなかったといい、悔しさをにじませる。「あの場面では、若いころの私の体に似たボディダブルが演じるサラにCGで作った顔を合成していて、私はかかわっていなかった。ほかの誰かがサラを演じているのを観るのはかなりつらかったわ」と明かす。

 「サラ・コナーをやるならもっと獰猛に、激しく演じてほしい! って思うのだけど、その通りに演じてもらうわけにはいかない。誰かにサラ・コナーの演じ方を教えるのは無理だもの。あのシーンは撮影初日だったんだけど、あまりにもどかしくて、自宅に帰ってから泣きはらしたわ」

 また、T-800もアップデートされているとシュワルツェネッガーは語る。「1作目のT-800はただのサイボーグだった。サラ・コナーをひたすら追い詰め、立ちはだかる者は容赦なく殺す殺戮マシーンだ。そして『ターミネーター2』では守護者(ガーディアン)になった。本作ではさらに、人間の行動を取り込むようになっているんだ。だから僕も、半分機械で半分人間のような感じを意識した。ボディーだけじゃなく、頭脳も半分人間のようになっている。より人間らしくなったT-800を演じるのは面白かったね」。

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 一方で、久々の共演となった二人の友情は、28年前と全く変わらなかったようだ。「アーノルドと共演する最初のシーンが、ちょうど映画のなかでT-800とサラが初対面する場面だったの。奇妙な感じなんて全くなくて、とっても自然な気分で完璧だった。サラは前作よりつらい状況にいるのにね」とリンダ。シュワルツェネッガーも「リンダの言う通りだ。1作目の『ターミネーター』から35年、『ターミネーター2』から28年経っているわけだけど、ずっとこのシリーズを一緒にやってきたんじゃないかと思うくらい、心地よい時間だったよ。敬意と思いやりをもって、あらゆる面で助け合うことができて最高だったね」と満足げに撮影を振り返った。(編集部・入倉功一)

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』は全国公開中

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