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「時効警察」12年ぶり続編、タイトル誕生の裏側

「時効警察はじめました」第1話より。交通課の三日月しずか(麻生)、時効管理課の霧山修一朗(オダギリ)、新キャラの刑事課・彩雲真空(吉岡里帆)
「時効警察はじめました」第1話より。交通課の三日月しずか(麻生)、時効管理課の霧山修一朗(オダギリ)、新キャラの刑事課・彩雲真空(吉岡里帆) - (C)テレビ朝日

 オダギリジョー主演の人気ドラマ12年ぶりの続編となる「時効警察はじめました」が間もなく放送スタートとなるが(10月11日スタート、テレビ朝日系・毎週金曜夜11:15~※一部地域を除く)、そもそもこのタイトルにはどんな意味があるのか。前2シリーズに続いてプロデューサーを務める横地郁英に聞いた。

【写真】「時効警察はじめました」ゲスト12名

 2006年放送の第1作「時効警察」、翌年放送の第2作「帰ってきた時効警察」に続き、総武署・時効管理課の霧山修一朗(オダギリ)が、交通課の三日月しずか(麻生久美子)と組み、時効になった事件を“趣味”で捜査するさまをシュールな笑いを交えて描く本作。今年1月に続編放送が報じられた際にはタイトルが決まっておらず「時効警察2019(仮)」の状態だった。独特のユーモア、世界観のシリーズだけに、どんなタイトルになるのか予測しづらいものがあったが、7月には正式タイトルが「時効警察はじめました」として発表された。

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 横地プロデューサーいわく、第2作「帰ってきた時効警察」の際には「時効警察2」では味気ないということで、メイン監督である三木聡が台本の打ち合わせの時に、「帰ってきた時効警察」というタイトルを付けてきたという。「ウルトラマンみたいでいいでしょう」と。今回も、12年ぶりの新シリーズの台本の打ち合わせの際に、初めは別の仮タイトルが付けられていたが、ある時「時効警察はじめました」と三木監督が付けたそうだ。

 「『はじめました』って言われても元々のシリーズを知っていないと、『何のこと?』となりますよね。そういったことを想定したうえでつけたものなんです。決して『皆さん、もちろん「時効警察」はご存じですよね?』という上から目線の意ではなくて、『いやいや、はじめましたって言われても!』とツッコミを入れてもらえたら、というようなニュアンスです」

 12年ぶりの続編では、霧山はなぜか12年前に総武警察署・時効管理課から、アメリカのFBIに出向しており、出世街道をゆくと思いきや時効管理課にカムバック。密かに霧山を想い、婚姻届けを隠し持っていた三日月は、6年前に県警の刑事・貴島と結婚して離婚していた……と、登場人物も12年を経た設定に。「時効警察はじめました」第1話“総武のウタマロ”はメインゲストに小雪を迎え、25年前にほぼ同時刻に別の場所で起きた二つの密室殺人事件の真相に迫る。(編集部・石井百合子)

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