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戸田恵梨香、考え方が変わった 充実の今を語る

女優として充実の真っ只中
女優として充実の真っ只中 - 撮影:高野広美

 昨年放送のドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」や、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が大きな反響を呼び、さらには2019年後期の連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインを務めることになった戸田恵梨香はまさに女優として充実の真っ只中。そんな彼女が、女優業の「今」を語った。

【動画】映画『あの日のオルガン』予告編

 最新作映画『あの日のオルガン』で戸田は、太平洋戦争末期、命がけで子どもたちを守るために実施された「疎開保育園」のリーダー・板倉楓を好演。戦火が広がる厳しい状況のなか、子どもたちの将来を第一に考え、冷静さを持ちつつも、勝負どころではたぎるような熱さを爆発させる「怒りの乙女」を見事に演じ切っている。

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 昨年30歳を迎えた戸田だが、近年の充実ぶりには目を見張る。2018年に世に出た作品は、どれも高い評価を受け「戸田恵梨香ここにあり」を強く印象づけた。そんな評価に「運が良かったですね」と照れくさそうな表情を見せていたが、芝居に対する向き合い方が、以前と比べると大きく変わってきたという。

 「若いころは『お芝居を頑張らなくては。実力をつけなくては』という考えで余裕がなかった。自分の実力を上げるために役に向き合っていたような気がします。だから、できるだけ違う面を見せることが一番のテーマでした」

 しかしあるとき、自分が女優になりたいと思った当時の気持ちに向き合ったことがあったという。

 「なにか大きなきっかけがあったわけではないのですが、ふと、この世界に憧れた原点を振り返ったことがあったんです。わたしがお芝居をしたいと思ったのは、夢を見させてもらえるから。その夢って物語の魅力なんですよね。そう考えたら、自分のエゴや、やりたいことではなく、作品の持つテーマをいかに表現するかが、もっとも大切なことだと考えるようになったんです」

 それから戸田は、作品に携わるとき、まず物語の持つテーマをしっかり考え、どのようにすれば、自身の役柄を通して、そのテーマを伝えることができるかを考えるようになったという。そうすることにより自然とキャラクターに寄り添い、物語の世界をしっかり表現できるようになるというのだ。

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 「10年、20年先に残る作品に携わりたい」という思いが強いという戸田。史実に基づいた本作は、太平洋戦争末期の非常に厳しい現実のなか「未来に命をつなぐこと」に奔走した人々を描き、生きることの大切さをメッセージとして伝えている。「この作品はもちろんですが、本当に『残していきたい』と思える作品にたくさん出会えています」と女優として現在の充実ぶりを語った戸田。今年の下半期は朝ドラヒロインという大役も控えているが「長丁場なので、肩の力を抜いて、楽しんでやりたいです」と柔らかい笑顔を見せていた。(取材・文:磯部正和)

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