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海老蔵サイド、会見で取材自粛呼びかけ 妻・麻央さん亡くなったばかり

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会見に登場した市川海老蔵
会見に登場した市川海老蔵

 23日、渋谷・シアターコクーンで歌舞伎俳優の市川海老蔵が会見を開き、がんのため闘病中だった妻・小林麻央さんが昨夜亡くなったことを報告。同会見前の説明時にはスタッフから「この会見をもちまして、終演後の取材ならびに本人の自宅周りでの取材は固くお断り申し上げます」と近隣での取材自粛を促す様子が見られた。

【写真】闘病中に撮られた麻央さんとのツーショット

 同日朝、海老蔵は「2017/06/23」のタイトルで自身のブログを更新し、「人生で一番泣いた日です。マスコミの方々もお察しください。改めてご報告させていただきますので、近隣の方々のご迷惑になるのでひとまずおかえりくださいませ、宜しくお願い致します」とつづっていた。同文面から取材陣が押し掛け対応に追われていたことがうかがえたが、午後2時半ごろに行われた会見でも、その前後にスタッフから警告が。「皆様にくれぐれもお願い申し上げます。シアターコクーンならびに自宅近辺での取材は近隣の方々の大変なご迷惑となりますので、この取材をもちまして周りでのご取材は固くお断りしております」というお知らせが流れる事態となっていた。

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 この日、海老蔵は同劇場で舞台「市川海老蔵 第四回 自主公演 ABKAI 2017~ 石川五右衛門 外伝 ~」昼の部に出演後、会見に出席。会見中は何度も涙をぬぐい、麻央さんのどのような表情が思い浮かぶかという質問には「初めて会ったときの彼女から、今の今日の朝までの全部、全部……」と声を震わせて答えていた。

 しかし会見時、海老蔵が口を開いてまず語ったのが、「このたびはわざわざご報告するようなことではないかもしれませんけれども、今朝家の前にも多くのマスコミの方がいらっしゃいまして、ご報告するのも一つの義務なのかなと思います」という言葉。妻を失った彼にとってつらい時間であるのにもかかわらず、同会見を行った理由について海老蔵は「家族の時間や家族で話すべき言葉、子供たちとの時間の中、思った以上に皆様に伝わったのが早かったということで、急きょ皆様にお時間を作っていただいたのも、多くの方にご迷惑が掛からないように、ブログやましてやアナウンサー時代から妻のことを応援してくださった方のためにご報告をということで、このような時間をもうけさせていただきました」と説明していた。

 また海老蔵は、見守ってくれたファンに向け、「麻央のブログや麻央の存在で励まされた方々がいらっしゃることで、今回はこういう形を取らせていただいたと思うんです。実際にそういうことがなければ、このようなことをご報告すること自体が形としてはどうかと思います。ですが多くの麻央のことを応援してくださった方、ともに闘っている方々、昨日先に旅立ちましたけれども、ずっと麻央は皆様のそばにいると思うので、本当にいろいろありがとうございました」と呼び掛けていた。(編集部・井本早紀)

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