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アポロ11号の月着陸船パイロット、バズ・オルドリン氏が明かす火星への思いとは?

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バズ・オルドリン氏
バズ・オルドリン氏

 アポロ11号乗組員として人類初の月面着陸に貢献したバズ・オルドリン氏が、自叙伝「No Dream Is Too High」について、4月4日(現地時間)ニューヨークのAOLで行われたイベントで語った。

【写真】バズ・オルドリン出演『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』ギャラリー

 47年前の月面着陸成功について、今でも当時のイメージが鮮明に残っているというオルドリン氏は、「フィルム映像やオーディオとして残された言葉は、今でも鮮明に記憶をよみがえらせてくれる。当時の写真はたくさんあったが、(宇宙で撮影できる)フィルムカメラがそれほどなかった。それでも、僕らの実験的な動きをパノラマ(全体像)で撮れるようにカメラを配置し、その撮影の最後の方で、月面でどれだけ人間が動けるかも試した。地球上で背中のバッグと自分の体重を合わせて360ポンド(約163キロ)あっても、月面では重力で60ポンド(約27キロ)しかない。そのため月面でジョギングするとバッグに突き動かされるようで、すべては地球とは違う感覚だ。実際にはカンガルーのようなジャンプも試し、唯一行わなかったのはマイケル・ジャクソン(ムーンウォーク)だ」と笑顔で当時を振り返った。

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 また、人々の関心の的でもある火星探索についても思うところがあるらしく、「政府の援助で最初からロケットや宇宙船で行ければ良かったが、(探索を先に行ったため)今の段階では10年遅い。ある人たち(Mars One=オランダの非営利団体)は、2023年までに火星移住計画を立てたりするが、そんな基盤を年々作れば良いはずだ。だが、これまでの政府資金で行われた火星探索では岩の調査などの記憶が残っただけだ。今度、火星に人が立つのであれば、火星に移住する気で行くべきだ。その方が行き来するより予算が少なくてすむ」と彼なりの見解を語った。

 そんな、チャレンジスピリッツを持つ彼だが、全てのことに対してそうではないらしく、「実は50歳までスキー経験がなかった。僕は、どんなことでも最初に挑戦することが好きだったが、スキーの滑り方を知らず子供の頃にはあえてスキーを避け、これならうまくなると思ったものだけをやっていた」と意外な面があることを告白した。

 オルドリン氏は、この自叙伝を出した意味について「(現在86歳だが)僕は今でも活動的で、さまざまなことをする。それは、ジョン・トラヴォルタが主演したテレビ映画『ジョン・トラヴォルタのプラスチックの中の青春』から始まり、テレビシリーズ『シンプソンズ』では声優を務めたりもした。今の僕は火星に興味を持っていて、人々が火星に対してもっと興味を持ってほしいと思っている」とメッセージを送った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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