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ディカプリオが休業宣言撤回&鼻を折っても挑んだ意欲作が来春日本公開

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鋭い眼光で猟銃を構えるレオナルド・ディカプリオ
鋭い眼光で猟銃を構えるレオナルド・ディカプリオ - (C) 2016 Twentieth Century Fox

 2013年に突如俳優休業を宣言したレオナルド・ディカプリオが、その宣言を覆して挑んだ意欲作『レヴェナント:蘇えりし者』が、2016年春に日本公開されることが決定した。アカデミー賞に4度ノミネートされるも受賞を逃してきたディカプリオが、悲願のオスカー獲得となるかが注目されている一作だ。

 舞台はアメリカ西部、ディカプリオが演じるのは荒野のハンターのヒュー・グラス。グラスは狩猟中に負傷した自分を置き去りにした狩猟チームのメンバー、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)への復讐(ふくしゅう)を胸に、生死を懸けて大自然の脅威に立ち向かう。『インセプション』(2010)以来5年ぶりとなるディカプリオとトムの共演も見どころの一つだ。

 本作の監督・脚本・製作を務めるのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で第87回アカデミー賞、作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞の4冠に輝いたアレハンドロ・G・イニャリトゥ。究極のリアリティーを追及するため、イニャリトゥは格闘シーンの撮影をディカプリオの鼻の骨が折れても続行し、極限の状態で彼の迫真の演技を引き出したという。また、撮影監督はアカデミー賞常連のエマニュエル・ルベツキが務め、照明器具に頼らず自然光のみで撮影することで臨場感あふれる大自然の映像に仕上げている。(編集部・小山美咲)

映画『レヴェナント:蘇えりし者』は2016年春日本公開予定

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