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他の女優さんに渡したくない…女優賞受賞の真木よう子、役への思い入れの深さ明かす

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最優秀女優賞を受賞した真木よう子
最優秀女優賞を受賞した真木よう子

 映画『さよなら渓谷』で「第5回TAMA映画賞」最優秀女優賞を受賞した真木よう子が23日、パルテノン多摩で開催された授賞式に出席し、「撮影はとてもつらかったですが、周りのスタッフ・キャストに支えられて乗り越えられた役なのでとてもうれしいです」と笑顔で受賞の喜びを語った。

第5回TAMA映画賞受賞者写真ギャラリー

 体当たりで演じた「かなこ」という役柄について「すごく残酷な過去を抱えた役なので、相当覚悟がいるなと思いました。しかし、それ以上にやりがいのある役だと思い、挑戦したかった」と振り返った真木。さらに「他の女優さんに渡したくないという気持ちもあった」と切り出すと、「好きな人をとられたくないというような気持ちと一緒ですね。絶対にわたしがやりたいんだと思うような役ってなかなかないですから」と思い入れの深さを語った。

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 また、同作の初日舞台あいさつでは、原作者の吉田修一から「真木よう子という女優と出会えてよかった」という内容の手紙をサプライズで読み上げられたが、「わたしが15歳で女優を目指していた頃のことまで書かれてあって。本当にずるいお手紙でした。その時はなんとか耐えたんですけど、おうちに帰ってから、一人で手紙を読んで大号泣しました」と述懐した。

 真木は今年、映画『そして父になる』でカンヌ国際映画祭に、そして本作でモスクワ国際映画祭に参加している。「すごくいい経験をさせていただいたと思っています。すごく光栄なことに(両作品とも)賞もいただくことができました。これからの自分の自信になるというか、自分の背中をパンと押されたという感じ。これからも挑戦することを諦めないで、女優として日々成長していけたらと思っています」と謙虚に述べていた。

 「明日への元気を与えてくれる・夢を見せてくれる活力あふれる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する「TAMA映画賞」。2012年10月から2013年9月にかけて劇場公開された作品が対象となる。(取材・文:壬生智裕)

■第5回TAMA映画賞の受賞結果は以下の通り
最優秀作品賞:『さよなら渓谷』『横道世之介
特別賞:原恵一監督およびスタッフ・キャスト一同(『はじまりのみち』を通じて木下恵介監督のヒューマニズムと信念をしんしな姿勢で現代によみがえらせたことに対して)、大根仁監督およびスタッフ・キャスト一同(若者を熱狂の渦に巻き込んだ『恋の渦』のエンターテインメント性に対して)
最優秀男優賞:松田龍平(『舟を編む』『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』『北のカナリアたち』)
最優秀女優賞:真木よう子(『さよなら渓谷』『そして父になる』『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』『つやの夜』)、吉高由里子(『横道世之介』『真夏の方程式』)
最優秀新進監督賞:中野量太監督(『チチを撮りに』)、白石和彌監督(『凶悪』)
最優秀新進男優賞:星野源(『箱入り息子の恋』『地獄でなぜ悪い』『聖☆おにいさん』)、池松壮亮(『横道世之介』『上京ものがたり』)
最優秀新進女優賞:黒木華(『シャニダールの花』『舟を編む』『草原の椅子』)、刈谷友衣子(『シャニダールの花』『中学生円山』『鈴木先生』)

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