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寺島しのぶ、東京国際映画祭の審査委員に就任

第26回東京国際映画祭

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東京国際映画祭の審査委員に就任した寺島しのぶ
東京国際映画祭の審査委員に就任した寺島しのぶ

 第26回東京国際映画祭コンペティション部門の国際審査委員に就任した女優の寺島しのぶが1日、FCCJ(日本外国特派員協会)主催による記者会見に出席し、本映画祭との深いつながりや審査委員としての意気込みを語った。

オープニング作品『キャプテン・フィリップス』場面写真

 今年のコンペティション部門には、世界93か国・地域から1,463作品がエントリー。その中から選ばれた全15作品が、最高賞の東京 サクラ グランプリを競い合う。

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 本映画祭ディレクター・ジェネラルの椎名保氏と共に会見に現れた寺島は、「この映画祭で『ヴァイブレータ』がコンペティションに選出され、ここで女優賞を頂いたのがわたしにとって(映画界での)初めての賞でした。東京国際映画祭はとてもゆかりがあるんです」と感慨深げに語り、「その映画祭の審査委員をまさか自分が務めるとは思っていなかったので大変光栄です」と目を輝かせた。

 国際審査委員という大役について寺島は、「審査の基準といっても、人が選ぶことなので、好き嫌いもあるし、感じ方もそれぞれ違うと思います。今回、5人の審査委員がいるそうですが、わたしはわたしなりにピュアな目で観た感想を述べて、全員で議論したい」と意気込みを見せた。

 また、本映画祭の将来に向けて寺島は、「カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭のように街をあげてワクワクするような映画祭にしたいですね」と大きな夢を描く一方で、「個人的には銀熊賞(女優賞)を頂いたベルリンよりも、フランスのドーヴィルの映画祭が好き。『男と女』の舞台になった海岸を歩けたことがすごく印象に残っている」と一映画ファンである一面をのぞかせていた。

 なお、会見終了後には、寺島を囲んだ華やかなカクテルパーティーが催され、さらに会見でも語っていた第16回東京国際映画祭で最優秀女優賞を獲得した寺島の代表作『ヴァイブレータ』が上映された。(取材・文:坂田正樹)

第26回東京国際映画祭は10月17日~25日、六本木ヒルズほかにて開催

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