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今、ハリウッドで最も注目の黒人俳優とは?スピルバーグやトム・クルーズとタッグ!

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デヴィッド・オイェロウォ
デヴィッド・オイェロウォ - Jeff Vespa / WireImage / Getty Images

 英国のテレビドラマ「MI-5 英国機密諜報部」に出演後、映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』や『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで注目を浴びている黒人俳優デヴィッド・オイェロウォが、新作『96 ミニッツ(原題) / 96 Minutes』について語った。

デヴィッド・オイェロウォが出演! 映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』場面写真

 同作は、繊細な高校生カーリー(ブリタニー・スノウ)は、ある日同学年の女学生(クリスチャン・セラトス)とともにバーに行った帰り、車を盗もうとした若者二人(ジョナサン・マイケル・トラウトマン、エヴァン・ロス)に銃を向けられる。ところが、車を渡すことを拒否した友人が撃たれてしまい、動揺した若者二人は無理矢理に彼女たちを車に乗せて逃走しようとするが、彼ら4人の過去がこれから起きる出来事に大きな変化を及ぼしていくというサスペンス・スリラー作品。主演は、映画『ヘアスプレー』のブリタニー・スノウで、監督は女流監督のエイミー・ラゴス。デヴィッド・オイェロウォは、カーリーを助ける男を演じている。

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 デヴィッドは若者二人のキャラクターに興味を持ったようで、「ジョナサン・マイケル・トラウトマン演じるケヴィンは、地獄に落ちていく暗黒の道をたどっていて、その理由は彼の家族にあるんだ。その一方で、エヴァン・ロス演じるドレーは、とてもスマートな少年でこれから大学への道のチケット手に入れたにもかかわらず、(友人ケヴィンのせいで)ヒドい状況に陥ってしまうんだ。よく映画で表現されているような型にはまった若者ではなく、環境がもたらす障害を抱える若者であることが気に入って参加することを決めたんだ」と出演の動機を語った。

 この映画では人種差別と環境がもたらす影響が描かれているが、黒人俳優として、大作であろうと低予算の作品であろうと直面する人種差別などの問題については「毎日人種差別と格闘しているわけではないが、人種差別の存在が僕の人生や仕事において影響を及ぼしているのは事実だ。ただ、映画『レッド・テイルズ』のタスキーギー・エアーメン(第二次世界大戦に活躍したアフリカ系アメリカ人)を演じたときは、まさにそのような人種差別に直面することが当たり前のようなキャラクターだったが、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』では、科学に投資する億万長者を演じていたため、そのような人種差別的なことに出くわすことのないキャラクターだった。つまり、アフリカ系アメリカ人や黒人として人種差別の世界観だけで物事を見ることは、自分自身が問題となってしまい、何の解決ももたらさないということだけはわかったんだ」と彼なりの見解を語った。

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 トム・クルーズと共演した映画『ワン・ショット(原題) / One Shot』については「僕は、あるスナイパーがピッツバーグで射殺した事件で、指揮をとっている捜査官を演じ、トムは軍の調査官を演じていて、この二人が協力してスナイパーを追っていくんだ」とキャラクター設定を説明し、さらにスピルバーグ監督作『リンカーン(原題) / Lincoln』については「主役を演じたダニエル・デイ・ルイスは、撮影中はリンカーンのキャラクターになりっぱなしで、彼自身の決意は人並みはずれたものがあった。そんな彼とともに働くことで、より素晴らしい境地に到達できるんだ」と今年公開予定の新作について話してくれた。

 映画では、育った環境の違いから巻き起こる事件が、時間を交錯させて描かれ、興味深い作品に仕上がっている。デヴィッド・オイェロウォは、デンゼル・ワシントンドン・チードルなどの演技派俳優に匹敵するほどの存在感で、今後ますます活躍が期待される。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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