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【一部ネタバレ】「ロキ」第4話で急展開!エンドクレジットまで衝撃の連続

 マーベル・スタジオの実写ドラマシリーズ「ロキ」第4話が6月30日、ディズニープラスで配信された。残り2話となった本作だが、第4話でまさかの展開を迎える。もう小ネタなんか気にしている場合じゃない!? (文・平沢薫)

※ご注意:記事後半の「もう観ちゃった方向け」は「ロキ」のネタバレが含まれる内容となります。本編をまだ見ていない方はご注意ください。

<これから観る方向け:ネタバレなし>残り2話!物語は思わぬ方向へ…

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惑星から脱出できるのか?

 第4話「分岐イベント」は、ストーリーで興奮させてくれるエピソード。ネタバレなしで紹介するのはかなり難しい。新たな事実がいくつか判明するだけでなく、物語自体も予測外の方向にグイッと急展開する。特に後半パートは、怒涛のサプライズ祭り。『マイティ・ソー』シリーズやマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ファンには嬉しいサプライズはもちろん、マーベル作品ではもはや恒例とも言えるエンドクレジット途中のおまけシーンも見逃せない。

 とはいえ、ロキ(トム・ヒドルストン)とメビウス(オーウェン・ウィルソン)が、それぞれのキャラクターの魅力を発揮するシーンも抜かりない。ロキはやっぱりこういう場面が似合うなぁと思わせてくれる描写にも注目だ。

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<もう観ちゃった方向け:ネタバレあり>ラストの人物たちは誰!?懐かしのキャラも登場

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『マイティ・ソー』第4弾にも登場すると言われているシフ - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『マイティ・ソー』シリーズに登場する女戦士シフ(ジェイミー・アレクサンダー)がMCUに帰ってきた! ロキが彼女にイタズラを仕掛けて痛い目にあうという、いかにもロキらしい光景がクスッと笑える。第3話で母親から「おまえはやりたいことが何でも出来る」と言われたという思い出を語ったロキが、メビウスに同じような言葉を言われて感動するシーンや、ロキが初めて本気で恋する相手が変異体という展開など、キャラクター描写は秀逸だ。しかし、今回は何と言っても怒涛のストーリー展開が見どころ。メビウスの剪定、ハンターB-15の行動、タイムキーパーの正体、ロキの剪定、そしてエンドクレジット途中の映像と、サプライズが次から次へと連打されていく。

 謎解き面でも、新たな事実が続々と判明。まず、シルヴィー(ソフィア・ディ・マルティーノ)は、結局ロキの変異体だった。子供時代の髪色はブロンドではなく、ロキと同じ黒。前話でロキと母の記憶が異なっていたのは、かなり幼い頃の変異体だったからなのか。ちなみに幼少時代のシルヴィーを演じているのは、ドラマ「ウォーキング・デッド」のジュディス役で知られるケイリー・フレミング。映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』では主人公レイの幼少期を演じるなど期待の子役だ。

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まだ何か隠してる? -TVA高官ラヴォーナ

 また、TVA(時間変異取締局)の創設者と言われていたタイムキーパーは飾り物で、TVAの黒幕は別にいることが判明。TVAの高官ラヴォーナ(ググ・ンバータ=ロー)が組織について何かを隠していることもわかった。次回以降シルヴィーに尋問されるであろう彼女が、一体何を話すのか。

 怒涛の展開を迎えたが、これまでと変わらず小ネタも見逃せない。幼いシルヴィーが遊んでいるおもちゃには、『マイティ・ソー バトルロイヤル』に登場した巨大な狼フェンリスが含まれている。また、メビウスが分岐イベントの線が大きく伸びるのを見て驚くモニター画面の上部で、「モラグ(Morag)」という文字が確認できる。これは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でスターロードが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではネビュラがパワー・ストーンを手に入れるために向かった惑星の名前である。

 そして、最大のサプライズはエンドクレジット途中のおまけシーン。複数のロキの出現だろう。クレジットを見ると、彼らはクラシック・ロキキッド・ロキボウストフル・ロキと表記されている(キッド・ロキが抱えている、ロキの冠を被ったクロコダイルの名前は表記なし)。見事なのは、ロキが一挙に登場する重要シーンで、人間型だけでなく、爬虫類型まで登場させてしまうところ。ここでも、SFコメディーシリーズ「リック・アンド・モーティ」の製作総指揮で、本作のショウランナー兼脚本家でもあるマイケル・ウォルドロンの手腕が光る。

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シルヴィーの今後も気になるところ

 複数のロキのうち、クラシック・ロキとキッド・ロキは原作コミックにも登場したキャラクターだ。クラシック・ロキを演じるのは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でプライド将軍を演じたリチャード・E・グラント。キッド・ロキ役は、ドラマ「このサイテーな世界の終わり」のジャック・ヴィール。ソーのハンマー、ムジョルニアに似た武器を持つボウストフル・ロキは、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のデオビア・オパレイが演じている。彼らは見た目通りのユニークな性格なのか、剪定されたはずのロキと何をするのか。

 そして、ロキたちに目を奪われてうっかり見過ごしてしまいそうなのが、彼らのいる場所。背後に見える崩壊したビルは、アべンジャーズタワーにそっくりなのだ。彼らがいるのはいったい何年の何処なのか? その答えも、来週の第5話で明かされるに違いない。

「ロキ」はディズニープラスにて独占配信中 (毎週水曜日16時に新エピソード配信)

(C)2021 Marvel

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