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レジェンドドラマ「24」最新作の撮影に潜入!事件は現場で起きていた!

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 レジェンド級海外ドラマ「24 TWENTY FOUR」シリーズから、スピンオフ「24:レガシー」が誕生! オリジナルシリーズと同じくリアルタイムでテロとの戦いを追うスリリングなドラマの撮影現場にお邪魔してきました! ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)に代わる新たな主人公は米軍特殊部隊出身のエリック・カーター。とある作戦に関わったことが原因で、恋人とともに逃亡生活を余儀なくされた彼が、新たなテロ計画を突き止めるが……!?(取材・文:森田真帆)

■いま、海ドラ撮影がアツいあの街!

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主演のコーリー・ホーキンズが出演する「ウォーキング・デッド」もこの地で撮影されている

 さまざまな場所で撮影が行われているドラマロケ地の中でも、超有名ゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」が撮られるなど、近年注目を浴びているのがアトランタです。この「レガシー」が撮影されたメトロ・スタジオは、約2,000平米(=日本の平均的な学校体育館3棟ほど)のスタジオが4つ、さらに4,500平米のスタジオが2つもある超巨大施設! 取材時はすでにシーズン終盤を撮影中でしたが、スケジュールがかなり押していて、なんと3つのスタジオで3話分のエピソードが同時撮影されていました!

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■CTUもバージョンアップ!

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テロの脅威に立ち向かうのは主人公だけじゃない!

 「24」シリーズの核となるのが、アメリカをテロから守る組織として、CIA内部に作られたという設定のテロ対策ユニット(Couter Terrorist Unit)略してCTUです。オリジナルシリーズでもスリリングなドラマが展開したCTUは大幅にバージョンアップされ、やっぱり第1話から内部で大事件が! かつては多くの裏切り者を輩出し、現在も、怪しいやつら(?)が多数働く内部にお邪魔しました。

 訪れたのは、約7週間をかけて作られた2階建ての壮大なセット! 本物の政府機関にしか見えないほどリアルでありながら、撮影用のケーブルを隠すため床下にスペースを作るなど、どこからでも撮影がしやすいように工夫が施されています。劇中で職員たちがエリックの動きを追うスクリーンは、全て本物。セット内には約85ものスクリーンが設置されています。

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背景のモニターもしっかり作動します

 ミーティングルームの一室を覗いてみると、ホワイトボードに具体的な作戦内容が描かれていたり、細部にまでこだわりが見てとれました。プロダクションデザインを手がけたクレイグ・スターンズさんは、映画『マスク』などを手がけた方。過去の「24」シリーズを研究したうえで、「今までになく最高にかっこいい、クールでモダンなCTU」を作りたかった」といいます。

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■今度の主人公は超紳士!

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コーリーは『キングコング:髑髏島の巨神』にも出演。今後が期待される若手の一人だ

 ジャック・バウアーから、新たな「24」シリーズを受け継ぐことになったエリックを演じたのが、注目の若手俳優コーリー・ホーキンズ。ドラマ「ウォーキング・デッド」のメガネの青年ヒース役で知られ、アカデミー賞候補に選ばれなかったことで抗議の声も上がった名作『ストレイト・アウタ・コンプトン』のドクター・ドレ役で一気に知名度を上げた実力派です。

 文字通り分刻みの撮影に追われていたためインタビューはできなかったものの、ちょこっとだけ現場をのぞきに行った際には、コーリー自ら「こんにちは。よく来てくれたね、ありがとう」と取材陣に歩み寄り、「立って見ていたら辛いだろうから、僕の椅子に座っていいよ」と椅子を差し出してくれるほどのジェントルぶり。早朝から夜中までの撮影で疲れているはずなのになんて優しいのっ! 共演者も口を揃えて「超いいやつ!」と大絶賛していました。

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撮影もスピーディーに進行。時にはアナログな手法も駆使される。

 坂道を下っていく車中という設定の撮影では、スタッフが実際に車を揺らすというアナログなやり方にびっくり。「右曲がった!」「左曲がった!」の声に合わせて体を傾けながら、窮地に立たされたような切羽詰まった演技を見せるエリックの器用さには、さらに驚かされました。

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■ネタバレを恐れるキャストたちにインタビュー!

 インタビュー時は、アメリカでも初回が放送されたばかりで、みんながネタバレをしないようにと戦々恐々。とはいえ、皆さん衣装のままで取材スペースにやってくるため、ツッコミどころ満載です。あるキャストは、銃で撃たれた穴が空き、血糊でベットベトになった衣装で現れ、報道陣から「あなた撃たれるんですね!」と詰め寄られる一面も。「撃たれてないよ! 何も言えないからそこには突っ込まないで!」と必死になっている姿が健気でした。

<レベッカ役 ミランダ・オットー>

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 最強のCTU元局長レベッカを演じているミランダは、撮影のために故郷のオーストラリアから家族と離れて数か月アトランタに滞在していて、娘さんのことを思い出し涙ぐむ一面も。ベテラン女優さんの強さの中に、ふと母の顔を見てとても心を揺さぶられました。

ぶっちゃけレベッカが最強!?な一言コメント
「まだ何も言えないけど、彼女もいくつか武器は使うわ。銃だけじゃなく、他人を武器に使う、ということもするの。電話1本でね

<ジョン役 ジミー・スミッツ>

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 レベッカの夫で大統領選に出馬する上院議員ジョン・ドノヴァンを演じるジミーは「NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署」「デクスター ~警察官は殺人鬼」シリーズにも出演した有名俳優! ごっつい体で怖いイメージがありましたが、取材スペースに登場するやいなや「歌舞伎」愛を語りまくる親日ぶりを発揮していました。

「24」に出てくる大統領とか大統領候補って大体悪者だよね。な一言コメント
「ジョンについては今のところは良い人としか答えられないね。ただ、見た目通りの人間は誰もいないのがこのドラマの伝統。だから、今は良い人だけど、さあ、どうなることか……。とは言っても、たった1日の出来事なんだけど。竜巻に飲まれるジョンの今後をお楽しみに!」

<キース役 テディ・シアーズ>

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 キースは元局長のレベッカから指名を受けてCTU局長となるキャラクター。エピソード1から結構えらい目に合うこの人が今後どう動いていくのかも、物語の大きなカギになります。銃を持って走ったり、ボス役を務めたりと、役者として初めてのチャレンジが多く、とても楽しかったそうです!

結局「いいやつなのか悪いやつなのかわからないんだよね!」な一言コメント
「これからキース個人には、第1話以上にひどいことは起きないんだけど、彼を取り巻く状況はどんどん悪くなる。他の人たちに降りかかる惨事を目撃し、その場に居合わせなくてはならないんだ」

<アンディ役 ダン・ブカティンスキー>

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 第1話時点では、味方にしか思えないCTU職員のアンディを演じるダン・ブカティンスキーは、人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」のプロデューサーを務め、脚本家としても活躍する才人! この日は爪の先に血糊をつけたまま登場し、取材陣から「誰か殺してきたでしょ!」と突っ込まれていました。

このキャラに限って、それはねーだろ!な一言コメント
「アンディは心配性で神経質で頭がいいんだけど、同時に自分の職を失うことを恐れているんだ。サプライズが用意されていて、最初は予想もしていなかった面がどんどんわかってくるから、自分でも驚かされている。もちろんロマンスもあるよ!」

<アイザック役 アシュリー・トーマス>

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 エリックの兄で、ドラッグディーラーのアイザックを演じるのは、イギリス人俳優のアシュリー・トーマス。作中ではいかにも悪そうなお兄さんですが、役づくりのため「アイザックが生まれてからのヒストリーブック」なるものを作成したりと、本人はかなり真面目な方でした。

え?弟のヨメと浮気するんか!? しちゃうんか!?な一言コメント
「エリックにもいろんな紆余曲折があるよ。どこまで喋っていいのかわからないけれど、弟のエリック、そして元カノであり今はエリックの奥さんとなったニコールとの関係性に面白い展開が用意されているのさ」 

<マリアナ役 コーラル・ペーニャ>

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1話目からかなり怪しげな行動をとるマリアナ役のコーラル。ドラマの中では全然笑わないし、相当生意気な小娘ですが、本人はとーってもかわいくてニコニコないい子でした。「24」は俳優にとってのサバイバルゲームと言われている通り、新しいエピソードの台本が届くたびに「死んだらどうしよう!」とドキドキしているのだとか。

「あなた、やっぱり悪いやつなんじゃ?」な一言
「誰かの状況が悪くなればなるほど、マリアナは重要な任務を任せられ、CTU内におけるポジションも上がっていくの。誰にとっても最悪の日が、マリアナにとっての良い日になる。彼女にしてみれば、とてもエキサイティングなことよね」

<ニコール役 アナ・ディオプ>

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 エリックの奥さんニコール役のアナは、とってもスリムで明るい女性。第1話からエリックに負けないくらい大活躍をするニコール役をとっても気に入っているそうで「自分で自分を守る強さを持つ女性像」を役に託しているのだとか!

「誰かが死ぬの!? 相手は誰だ~!」な一言コメント
「ニコールは看護師だけど、まるで想像しなかった形で、その力を使わなければいけない時がくるの。相手はニコールが助けたい人ではないけれど、看護師は患者を選んではならない。すべての人の面倒を見なくてはならないからね。それが何かはまだ言えないけれど(笑)」。

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「24:レガシー」ブルーレイ&DVDは7月21日発売(ブルーレイBOX 3枚組 1万2,000円+税・DVDコレクターズBOX 6枚組 9,600円+税)/先行デジタル配信中(字幕版・吹替版) 

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