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『1408号室』特集第1弾~『1408号室』を観る前に、スティーヴン・キングを語れ!~

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  • 11月22日 全国公開 スティーヴン・キング原作で送る、極上スリラー!
  • 1408号室
『1408号室』特集第1弾
『1408号室』を観る前に、スティーヴン・キングを語れ!

スティーヴン・キング原作最新作、映画『1408号室』がついに日本で公開される。とある高級ホテルの呪われた一室を舞台に、キングならではの恐怖のストーリーが展開されていく。映画公開前に、そして原作を読む前に原作者であるキングの素顔に迫ってみた!

『1408号室』の原作者スティーヴン・キングとは?

ホラー小説界の王様であり、さまざまなエンターテインメントに影響を与え続けている稀代のストーリーテラー。1974年に「キャリー」で鮮烈なデビュー。テレキネシス(超能力)を持つ少女の悲劇を描いた「キャリー」は大きな反響を呼び、ブライアン・デ・パルマ監督の手によって映画化され、ホラー史に残る名作に。その後も「シャイニング」「デッド・ゾーン」「クージョ」(映画版タイトルは『クジョー』)「ペット・セマタリー」(映画版タイトルは『ペット・セメタリー』)「ミザリー」などの傑作モダンホラー小説を発表。そのほとんどが映画、テレビドラマ化され、文学界のみならず、一躍ホラー映画界の帝王としてその名をとどろかせた。

その反面、少年たちの一夏の成長を描いた「スタンド・バイ・ミー」のほか、映画『ショーシャンクの空に』の原作「刑務所のリタ・ヘイワース」や、「ドロレス・クレイボーン」「グリーンマイル」などの人間ドラマも生み出し、ホラー作品同様に多数映画化された。61歳となった現在でも創作意欲は衰えることを知らず、キング版「ロード・オブ・ザ・リング」ともいえるライフワーク的長編で、暗黒の塔の修復に燃えるガンスリンガーを描いた「ダーク・タワー」シリーズや「ドリームキャッチャー」「ザ・セル」などを執筆。J・J・エイブラムス製作のテレビドラマシリーズ「LOST」のアドバイザー的役目を務めたりしている。

  • 『1408号室』を観る前に、スティーヴン・キング原作の傑作映画化作品をおさらい!
  • 映画『シャイニング』 原作「シャイニング」

    巨匠スタンリー・キューブリック監督によって映画化された“最怖”の本作。しかしキング自身は嫌っており、「エンジンのない高級車だ」と語っている。1997年には自ら脚本を務め、お気に入りのB級監督であるミック・ギャリスを起用して、テレビ映画として自らリメイク。大雪で閉ざされた呪われたホテルを舞台に、翻弄(ほんろう)される家族の姿を描いていく。

  • 映画『スタンド・バイ・ミー』 原作「スタンド・バイ・ミー」

    ロブ・ライナー監督によって映画化された超名作。4人の少年たちが森の奥へ、行方不明になった少年の死体を捜しにいく群像ドラマ。原作に忠実ながら、物語の要点をつかんだストーリー展開は脚色の妙といえるだろう。完成試写後、キングは過去を回顧するかのように何も言わずにその場を立ち去ったといわれている。

  • 映画『グリーンマイル』 原作「グリーンマイル」

    トム・ハンクス主演、監督は映画『ショーシャンクの空に』でキング・ファンはもちろんのこと、映画ファンを深くうならせたフランク・ダラボン。看守のポール(トム)と不思議な力を持つ囚人、ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)との不可思議な交流を描いた本作は、188分という長さをまったく感じさせず、大ヒットとともにアカデミー賞にもノミネートされた。しかしキングが原作で描いた人間の究極的恐怖、すなわち“絶対的孤独”が映画版で描けたかどうかは疑問だ。

  • 映画『ドリームキャッチャー』 原作「ドリームキャッチャー」

    1999年に交通事故に遭い、九死に一生を得たキングがリハビリも兼ねて執筆した作品。そのせいか死を意識した文脈が目立つ。しかし映画版は原作のスピリチュアルな部分も何のその、宇宙人が大バトルを繰り広げる超痛快作となっている。キング自身も大のお気に入りらしい。脚本は映画『ミザリー』も手掛けたベテラン、ウィリアム・ゴールドマン。

  • 映画『ミスト』 原作「霧」

    『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』でキング・ファンから絶大な信頼を集めるダラボン監督が、キング・ホラーに挑んだ作品。ホラー映画から出発した脚本家であるダラボン監督の、ホラー映画のコツをつかんだ世界観にファンは熱狂。霧に包まれた郊外の街でスーパーマーケットに閉じ込められるはめになる人間たちの、極限状態の心理を描いた作品。『ショーシャンクの空に』のような感動系を期待した観客を見事裏切ることに成功したパニック映画の傑作となった。

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  • 『1408号室』を観る前に、スティーヴン・キングここだけの話!
  • その1 原作「1408」は何となく書いた冒頭から始まった

    『1408号室』の原作である「一四〇八」は、もともとキングが「小説作法」という文章の書き方をまとめたハウ・ツー本から生まれた。小説の一例として何気なく書いた物語の冒頭数ページの文章を、書いた本人であるキング自身がいたく気に入り、短編小説「一四〇八」として完成させたという経緯がある。

  • その2 スティーヴン・キング=リチャード・バックマン

    名前で売れる作家になった自分を試すべく、キングという名を伏せ、リチャード・バックマン名義で小説を数冊執筆。その名義でも売れかけたころ、文体やその内容からついに正体がバレてしまったキングは、バックマンは自分であると認めたものの、後にペンネームが実像を持って自分を殺しに来るという小説「ダーク・ハーフ」を執筆し、自らその騒動をネタにした。

  • その3 スティーヴン・キングの描く世界

    キングが描く物語のほとんどで中心的舞台となるのが、メイン州キャッスルロック。キングは実在しないこの架空の町でさまざまな事件や怪奇現象を巻き起こした。さらにキングが書く物語にはほかの著作とのリンクする部分を多数見つけることができる。例えば、「キャリー」に登場するガソリンスタンドの店員は「スタンド・バイ・ミー」のテディであったり……。すべての著作がキング・ワールドを形成しているといえる。

  • その4 映像化権はたったの1ドル

    オムニバス映画『スティーブン・キングのナイトシフト・コレクション』に収録されている、当時無名だったダラボン監督の短編映画『老婆の部屋』はキングの「312号室の女」を原作にしたもので、映像化権はたった1ドル! このようにキングは、彼の原作の短編で映画を作りたいと申し出る若い才能に対して、1ドルで映画化権を売っているのだ。なお「ダーク・タワー」シリーズの映像化権は19ドルでJ・J・エイブラムスに売却している。

(C)2007 The Weinstein Company, LLC. All rights reserved. Go Top
作品情報オフィシャルサイト
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