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「キャプテン翼」漫画連載4月で終了 作者・高橋陽一が決断 物語は形式と場所を変え制作継続

「キャプテン翼マガジン vol.19」
「キャプテン翼マガジン vol.19」 - (C)高橋陽一 / 集英社

 漫画家・高橋陽一の代表作にして、サッカー漫画の金字塔「キャプテン翼」が、4月に漫画としての連載を終了することが明らかになった。1月5日発売の「キャプテン翼マガジン vol.19」(集英社)で発表されたもので、4月初旬発売予定の「vol.20」掲載話が最終回となる。物語は、ネームなどの形で今後も制作を続けていくといい、集英社は「どのような形で発表するかは現在未定のため、決定次第お知らせします」としている。

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 「キャプテン翼」は1981年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始。天才サッカー少年・大空翼が、チームメイトやライバルたちと切磋琢磨しながら成長する姿が描かれ、テレビアニメ版も大ヒット。その人気は国内だけにとどまらず、世界50以上の国と地域で流通し、海外の名プレーヤーが好きな作品に挙げることも多い。「週刊ヤングジャンプ」「グランドジャンプ」「キャプテン翼マガジン」と発表の場を移しながら連載を続け、コミックスの全世界におけるシリーズ累計発行部数は9,000万部以上を記録している。

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 「キャプテン翼マガジン vol.19」には、高橋が連載終了について思いのたけをつづったメッセージを4ページにわたって掲載。健康状態に問題はないものの、体力の衰えや執筆環境の変化により漫画を描くことが困難になってきたことを理由に挙げつつ、このあとの物語を残すべく、ネームのような形で制作していく決意が述べられてる。

 また、今回の発表に向けたショートバージョンのメッセージも発表されており、その中で高橋は「ここ数年、この先の物語をいったいどこまで描けるのか、ずっと考えていました。そして今回、最後まで連載にこだわり体力の限界まで“漫画”を描き続けるよりも、連載をやめ『キャプテン翼』の最終回までの“物語”を残す決断をしました」と切り出し、その理由をつづっている。

 「キャプテン翼 ライジングサン」最新19巻は1月4日発売。「キャプテン翼マガジン 」はvol.20が最終号となる。高橋陽一のメッセージ(ショートバージョン)は以下の通り。(編集部・入倉功一)

「キャプテン翼」連載終了について、高橋陽一氏のメッセージ

『キャプテン翼』連載終了について

いつも『キャプテン翼』を応援していただき、ありがとうございます。
1981年に「週刊少年ジャンプ」で『キャプテン翼』の連載を始めてから2024年で43年目になります。ここ数年、この先の物語をいったいどこまで描けるのか、ずっと考えていました。そして今回、最後まで連載にこだわり体力の限界まで“漫画”を描き続けるよりも、連載をやめ『キャプテン翼』の最終回までの“物語”を残す決断をしました。
今、頭の中には『キャプテン翼』の一応の目安の最終回までの構想があります。現在、『キャプテン翼マガジン』で連載中のオリンピック編『ライジングサン』の、その先のシリーズまで含めてです。ですが計算すると、この構想をすべて漫画化するにはこの先40年以上かかってしまうかもしれません。それを実現させるのは現実的ではないと感じた一方、たとえばネーム(漫画制作の元となる絵コンテのようなもの)などの形で“物語”を残すことだけに集中すればできるかもしれない、と思いつきました。
これまで、身体は大きな病気をすることもなく、現在も健康状態は維持できていると思います。ただ年齢も60を超え、「週刊少年ジャンプ」や「週刊ヤングジャンプ」で週刊連載をしていた頃と比べると、老眼やめまいなどに苛まれ、だいぶ身体にガタがきていることもたしかです。
そういった体力の衰えと、昨今のデジタル化の波による執筆環境の変化などにより、以前より漫画の執筆ペースは落ちてきました。さらに2020年から猛威を振るった新型コロナウイルスの感染拡大により、スタッフ体制の維持も困難になりました。
そして僕が漫画家を目指すきっかけであり、一番の憧れであり、目標だった水島新司先生の訃報が飛び込んできたことも考えさせられる契機になりました。
簡単にできる決断ではありませんでしたし、いつも『キャプテン翼』を楽しく読んでくださっている読者の皆さんには残念で寂しい思いをさせてしまうかもしれませんが、この決断を理解していただければと思います。
ここで伝えきれない正直な思い、決断に至った経緯などの詳細は1月5日発売の『キャプテン翼マガジンvol.19』に綴らせてもらいました。現在同誌で連載中の『キャプテン翼ライジングサン THE FINAL』、そして『キャプテン翼 MEMORIES4 最強!!明和FC伝説』は、4月初旬発売予定の『キャプテン翼マガジン vol.20』の話をもって最終話とさせていただきます。そして『キャプテン翼マガジン』も、このvol.20をもって最終号となります。
今はまず、連載の最終回までの原稿を全力で描き切ろうと思っています。どうか最後までおつきあいください。
『キャプテン翼』の今後の物語については、発表の方法や場所が決まり次第お知らせしますので、お待ちいただきたく、よろしくお願いします。

漫画家 高橋陽一

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